Purple & Red  紫と赤の相性を診る

紫と赤の組み合わせは基本的にそこそこの相性といえます。本来は結び付きにくい運命にありますが、特定の条件がそろったときには非常に強い絆で結び付く、不思議な縁を持っています。その条件とは、ふたりに共通の趣味や宗教を持った場合、また、共通の敵や同じ病気を持った場合などです。ふたりがそれらのテーマを持った場合に限り、赤と紫は強烈ともいえるほどの絆を生み出します。

ただし、赤と紫に特に共通点といえるようなものがなかった場合は、ふたりの相性は決してよくはありません。赤は容易に集団生活にとけ込むことができる上、自己主張も強く、行動的といえます。一方の紫はチームプレーが大の苦手で、赤のそうした積極性をわずらわしく感じることがあります。赤は赤で、自分の世界に引きこもりがちな紫に、いら立ちを覚えることがしばしばあるでしょう。

ところがこのふたり、ひとたび共通の方向性を持って行動した場合は、赤の積極性と紫の執着心が合体し、大きなパワーとなります。たとえば、同じ宗教で一緒に勧誘活動をする。選挙運動を一緒に行う、近所同士で無農薬野菜を購入するための活動をする。労働組合で一緒に闘う……など、目的が明快であればあるほど、ふたりの結び付きと間に生み出されるエネルギーは強くなります。

ただし、本質的にふたりの相性はあまりよくないので、一緒にいると時にはワーッと盛り上がり、目的達成のためのパワーを発揮することはあっても、少しその目的がぼやけてくると、たちまちふたりの間にはすきま風が吹き込んできます。お互い、相手に好意を抱ける対象ではないので目的を失ってしまうと、ふたりの関係も揺らいでしまいます。

赤と紫が異性同士で、恋愛をした場合も同じです。一時的にワーッと盛り上がり、激しく燃えても、その状態は決して長続きはしません。ふたりの関係を長く保つには、共通の趣味を持つ、あるいは共通の目的を持つなど、何らかの工夫が必要です。はっきりいって何もないと短い恋で終わってしまいます。また結婚したとしても、ほどなく自分と相手の大きな相違点に気づき、我慢できずに離婚してしまう可能性もあります。いわゆる“成田離婚”というケースも、このカップルには起こります。

赤と紫が仕事で組む場合、本来的にふたりが持っている性格の違いがマイナスにもプラスにも作用します。たとえば、クリエイティブな仕事で組むと、自分の感性を研ぎ澄まさなければならないので、バイオリズムの違う相手の存在がとても気に障ります。考えてから結果を出すまでのサイクルが、ふたりは全く異なるのです。気の短い赤は、短時間で結論を出しますが、紫はなかなか結論を出したがりません。時間に追われるような仕事も、ふたりの組み合わせはほどんどの場合マイナスに働いてしまいます。

赤と紫が組むことで最も力を発揮するのは、個人的な感性で勝負をする仕事よりも、福祉や環境保全、教育、公共事業など、社会のために広く役立つ仕事です。ふたりの相性運から生まれるパワーを、社会的に意義のある仕事や活動に向けることで、人生の喜びや満足感を得ることができ、結果的に幸運を呼び込むことにもなるのです。

数値で見た相性度と未来
基本的な相性度
50パーセント
恋人、結婚相手としての将来性
30パーセント
仕事の相性度
60パーセント
仕事の相性度(創造的な仕事)
30パーセント
金運
60パーセント