ピンク同士の関係は、一見仲がよくて、大きな問題はなさそうに見えます。でも、それはあくまでも表面上のこと。普段から人に気を遣いすぎるくらいに気を遣い、本音を出さない者同士、相手とぶつかり合わないように、無意識にトラブルを避けているだけなのです。
ピンク同士は、クラスメートや会社の同僚、ご近所付き合い程度の距離を置いた関係ならば特に問題はありません。でも、恋人や親しい友人として、ましてや結婚相手としては決しておすすめできません。ピンクは神経質でデリケート。他人が平気でいることがピンクにはカンに障り、周りの人間がひどく無神経に見えたりすることがあります。そして、とてもプライドが高い。でも、何かが気に障っても、その件で他人と争う程の体力や気力がなく、結果的には周囲の引力に身を任せているような生き方を選んでしまいます。
またそれが理由で、激しい自己嫌悪や自信喪失に陥ることもあります。そんなピンクが自分とよく似た相手と真正面から向き合うと、自分の欠点をいちいち見せられているような気がしてイライラが募ってしまいます。
ピンクに悩みごとがある場合、同じピンクの人は相談相手として「気持ちをわかってくれる」ので、一時的には話していて気が晴れるかもしれません。でも長期的に見ると、相手には体力も精神力もなく、本当の意味で自分を支えてくれるような人ではないことに、やがて気付くはずです。
ただし、ピンク同士の関係は、すべて悪いことばかりではありません。例えばもしピンクが、音楽や芸術、演劇などのクリエイティブな仕事をしている場合、そして相手のピンクも同じような仕事で一緒に組んでいるような場合は、「似たもの同士の感性」がプラスに働きます。
説明をしなくても通じ合える、他の人との間には望めない、細かい部分での感覚の一致が、素晴しい作品を生み出す可能性があります。ピンク同士の将来は、仕事のパートナーなら大吉。結婚相手、恋人としては凶。大きく成功するか大失敗するかで、中間はありません。