お互いに異質な存在で、共通点を探すのは、なかなか難しいふたりです。緑は規則にとても厳しい人。ピンクにとっては、不愉快な人ではないけれど話しかけにくく、堅くて窮屈なイメージ。緑から見たピンクは、いつもどこか体調が悪そうで、なんとなくハッキリしない。面倒なことはやりたがらないし、あれが苦手、これが苦手といって、何かと注文がうるさい。精神的にもろく、世間に甘えているようなイメージがあります。
緑とピンクは、もともと相性が悪いのですが、それぞれの立場によって程度が異なります。例えば、緑が親で、ピンクが子供だった場合。または、緑が上司で、ピンクが部下だった場合。つまり緑がピンクより立場が上で、管理する側にある場合、このふたりの関係は最悪です。
ピンクはとてもデリケート。緑と密接な生活環境、例えば同じ家に暮らしていたり、会社で隣のデスクだったりすると、ストレスでまいってしまいます。緑の厳しさがピンクを追い込み、ひどい場合は、気付かないまま病気に追いやることもあります。
緑が目下で、ピンクが目上の存在というケース。つまり緑とピンクが逆の立場なら、さほど深刻な状態にはなりません。また、対等の立場である場合も、お互いに尊敬し合えないだけで近寄ることもなく、さほど大きな悪運は呼ばないでしょう。
そんな緑とピンクが男女であった場合、よほど何かの間違いがない限り、恋愛することはありません。ふたりは一緒にいても気が休まらず、まかり間違ってベッドを共にしても、物珍しさで燃えるのは初めだけ。すぐに相手がうっとうしくなって、関係もすぐ冷えてしまいます。
緑とピンクの最悪の関係は、嫁と姑。お互い宇宙人と話しているような感じがするほど、心が通じ合いません。もし嫁と姑として緑とピンクが出会ったら、決して同居をしてはいけません。どんな結婚生活でも破綻しかねないほど、ふたりの組み合わせは悪運を呼ぶでしょう。
ただし、これほど相性が悪い緑とピンクでも、ごく限られた仕事では、うまくゆくこともあります。例えば漫才のボケとツッコミぐらい異質なもので、だけど一緒に組まなければ仕事にならない場合。つまり、緑とピンクの、それぞれの個性を生かした役割分担ができる仕事なら、必ずしも悪運を呼ぶとは限りません。