特によくも悪くもない。それがピンクと黒の基本的な相性です。ただし基本的には普通の相性でも、努力次第でよくも悪くもなるのが、ピンクと黒の相性運。先が読めないところが、このふたりの相性の面白いところでしょう。
ピンクと黒は表面的には、かなりタイプの違った人間にも関わらず、感性、価値観によく似たところがあります。たとえば、音楽の好みや、映画の好み、社会に対する考え方などに近いものがあり、気楽におしゃべりする相手としては、お互いにとても都合のいい存在です。
ただ、ピンクと黒はどれだけ長い時間語り合ったとしても、とことん本音をさらけだす間柄には発展せず、表面的な付き合いに終始してしまいます。黒から見るとピンクの感性は素敵だけれど、どこか頼りなく、自分の本音をぶつけるには物足りなく思えてしまいます。一方のピンクにしても、黒の感性は尊敬できても、とことん付き合うには重苦しく、365日一緒にいると、気詰まりに感じてしまうでしょう。
そんなふたりですから、付き合いは表面的なものにとどめたほうが、平和を保てます。より深くお互いの生活に干渉し合うようになると、気持ちのぶつかり合いやトラブルも増え、その結果、関係が悪化する可能性が出てきます。ただし、このふたりの場合、ぶつかり合ったからといって、必ずしも結果が悪くなるとは限らず、まれに大きな収穫を得ることもあります。
大きな収穫とは、ぶつかり合ったことがきっかけで、絆を深め、お互いにかけがえのない存在になる、または、ふたり共同で偉大な作品を生み出す、といったようなことです。つまり黒とピンクの相性は、真正面からぶつかり合うと、ものすごく悪いか、ものすごくよいかの、どちらかしか出てきません。ゼロか100かの関係、それがピンクと黒の相性が持つ運命です。
もしこのふたりが恋愛関係にあり、将来を占ってみても答えは同じです。やがては結婚に至り、最高にハッピーな生活を手に入れるか、おそろしくトラブルに見舞われるかのどちらかで、そこそこの人並みの幸福というものには、縁がありません。
いずれにせよ、黒とピンクがお付き合いするなら、一緒に何か創造的なことを始めることをおすすめします。黒もピンクも、オリジナリティがあり、創作者に必要なとても鋭い感性と表現力を持っています。個性の違いが、お互いを刺激し、新たな夢を生み出す。意識的にそういった関係に持っていくのが、大きな幸運を呼び込むコツです。