水色とオレンジは、相性自体はとてもよいのですが、運が逃げてゆく傾向があります。相性がよいことと、運が寄ってくるかどうかというのは全く別の話で、水色とオレンジは相性がよいがゆえに、運が逃げるという不思議な宿命を背負っています。
水色もオレンジも、とても魅力的なキャラクターで、行動半径や住んでいる社会が近いため、出会いやすい運命を持っています。ただ、ふたりが一緒にいると、妙に居心地がよくてリラックスしすぎる傾向にあり、緊張感や判断力が薄れ、その結果、訪れるチャンスをつかみ損なってしまう可能性があります。つまり、ふたりでいることが「怠け心」を招き、それらがマイナスに働くのです。水色とオレンジは相性はいいが、社会的には不運を招く……そんな不思議な組み合わせといえるでしょう。
水色とオレンジは、異性同士より同性同士のほうがより不運を招く傾向にあります。ふたりが異性同士だと、行動半径が同じでも属している社会、人間関係が全く異なるため、マイナス面も薄らぎます。ところが、水色とオレンジが同性同士の場合、友人や職場も共有する可能性が高くなり、マイナス面が増幅されてしまいます。
つまり、ひとりでいるときには隠れていたマイナス面が、ふたりが一緒になることで表に現れ、幅をきかせるようになってしまうのです。例えは悪いのですが、ふたりで一緒に会社をやめてしまうとか、仲のいい幸せなホームレスになってしまうとか、社会の基準からはずれていくような悪運が、このふたりの組み合わせから生まれてくるのです。
ただし、自分たちの組み合わせには、そういう側面があるということを認識し、怠け心が起きたり緊張感がなくなったりした場合、お互いに戒め、踏みとどまるようにすれば、十分に防げるものでもあります。もともとは、とても相性がよいのですから、片方が足りない部分を片方が補い、協力し合って何かを築こうとすれば、一転大きな運を呼び込む可能性も残されています。
水色とオレンジの組み合わせが招く不運を幸運に転じるポイントは、客観性を持つこと、そしてハングリー精神を忘れないことです。自分たちの世界にのめり込みすぎず、状況に流されないように注意すれば、不運を幸運に変えてゆくことができるでしょう。
オレンジと水色が異性同士だった場合は、出会って間もなく激しい恋に落ちるでしょう。相手を運命のパートナーと信じ、ふたりの世界にどっぷりとはまっていきます。周囲が目に入らないほど強くひかれ合い、相手以外目に入らなくなってしまうかもしれません。
水色とオレンジの組み合わせは、相性は素晴らしくても、社会的な競争力が全くなくなってしまうといった副作用があり、注意が必要です。もしこの組み合わせで、これからの人生を共にしようと考えるなら、ふたりの周囲の親や兄弟姉妹、親しい友人のアドバイスに声に耳を傾けることです。そして常に社会的なバランスを失わないようにする、それがふたりの世界をよりよく、素晴らしいものにするための秘訣です。