緑同士の組み合わせは、あまり相性がよいとはいえません。というのも緑は自分に似たタイプの人間が周囲にいると、その人のことが鼻につき、不愉快に感じてしまうからです。似ているぶん信頼はできるけれど、何かにつけて自分とよく似た欠点を目の当たりにし、相手に好意をもつことができません。
緑は、子供のころから真面目で成績も優秀。負けん気が強く、両親や周囲から期待されて育っています。道徳心、克己心も強く、社会のルールを守り、自分や他人を律して、潔く生きていこうと努力します。必然的に、学級委員や集団のまとめ役など、子供の頃から責任ある立場に立たされます。
緑は、大人になっても他人を指導したり、教育したりする立場を選びがちで、警察官、教師、インストラクター、ボランティア活動家、政治家などを目指す傾向があります。規則に厳しく、やや頭が堅い部分があり、それを人にも強要するため、多少集団の中では煙たがられる傾向にあるようです。
そんな緑同士は、同じ職場で出会いやすい運を持っています。ただ、強い信頼関係は築いても、それが愛情に発展することはなく、男女であっても恋愛関係にはなりにくい相性といえるでしょう。緑は、人に自分の悩みを打ち明けることが苦手で、何でも自分一人で解決しようとする傾向があります。他人に弱味を見せられず、つい頑張ってしまい、ストレスや過労で健康を害することが少なくありません。
緑同士が恋愛関係となっても、お互い自分をさらけ出せず、リラックスすることができなくて、いつも気持ちが休まりません。お互いにプライドが邪魔をして、素直に心の中を言い表せなくなっている面があります。どちらかといえば、恋愛をするよりは、一緒に仕事をするなり、何か目標を持って組むなりするほうがよい相性です。緑同士が男女の場合は、熱しにくく冷めやすい運を持っています。
ただし、このふたりが結婚をした場合は「家庭づくり」という共同作業をするわけですから、恋愛時代よりもよい運が開けてきます。プライドの高さも頑張り屋の面も、人生の荒波に立ち向かう長い結婚生活の中では、必要な要素となり、結果、とても健全でしっかりとした家庭を築くことでしょう。華やかでロマンティックな恋愛には縁がなくても、落ち着いた理想の家庭を築く、という点では、この組み合わせはとてもよい運を開く可能性があります。