黄緑同士の相性は、可もなく不可もなくといったところです。よく似た者同士であるにも関わらず、精神的な部分ではあまり深く結びつかず、表面的な付き合いにとどまるようです。一緒に行動することは多いのですが、なかなか本音でぶつかり合うことはなく、単なる遊び友達で一生終わってしまうようなところがあります。
それは、黄緑の不器用な部分や照れ屋の部分と無関係ではありません。黄緑は、自分の気持ちを素直に語ることが苦手で、人前でわざと道化を演じたり、冗談で誤魔化したり、または過剰なパフォーマンスを演じたりし、物ごとに真正面から向き合うのを避けようとする傾向があります。一見、ハイテンションに見えても、その行動の裏側には、寂しさや傷ついた心が隠れていることもあります。
黄緑の生き方は、どこか舞台の上で演じているような、嘘くささが伴います。また黄緑は、自分でもそれを感じていて、より過激な言動でそれを誤魔化そうとすることもあります。黄緑は、人と真正面からコミュニケーションをとることが苦手なので、よく似た者同士でも、一歩相手の心の中に踏み込むことができないのです。
ただし、黄緑同士の組み合わせから生まれるパワーは、宴会やお祭り、イベントなどのときに発揮されます。ある意味、スポットライトを浴びるために生まれてきたようなところがあり、ごく普通のノルマが課せられるような仕事では、まったく役に立たないふたりです。一般社会の中では個性が浮き上がり気味の黄緑も、タレントやお笑い芸人などになれば、その個性が大きな魅力となるでしょう。
黄緑同士が男女である場合、派手な恋愛劇を演じる可能性があります。実はそれほどふたりの相性はよくないのですが、本人たちは相性がよいと思い込み、というより、周囲にそう見せかけ、ことあるごとに愛し合っていることを大げさにパフォーマンスします。また、ケンカをするときも、周囲を巻き込んで大騒ぎ。周りで見ている者にとってはお騒がせで、少し疲れるカップルといえるでしょう。
黄緑同士のカップルは、まだ若くて経済的に親に依存している状態でならうまくいくのですが、独立し自活するようになると、相性の悪さが浮き彫りになってきます。黄緑はとても可愛くて、人はいいのですが、甘ったれで鍛えられていない部分があるため、社会に出ても精神的な余裕が生まれず、また生き抜いていこうとする覚悟もありません。
黄緑は常に自分のことで手いっぱい、という状態なので、社会生活と愛情生活を両立させられるほどの余裕がありません。つまり、経済的なバックボーンのない黄緑同士のカップルは、結婚してもなかなかうまくいかないということなのです。黄緑同士の恋愛は、若い時代の甘く切ない思い出にとどめ、一生を共にするパートナーは、しっかり自分を導いてくれる相手を探したほうが、よりよい運が開けます。