黄緑も白も、よい意味ではお坊っちゃま、お嬢さま。悪くいえば、自立心が希薄で社会適応能力に乏しく、やや浮世離れした部分を備えたキャラクターです。お互いに生活感のない者同士、相性はなかなかよく、出会えばさほどの違和感や警戒心を持たずに親しくなる傾向にあります。
黄緑は多分に思い込みの強い人間で、白のようなキャラクターに強くひかれる傾向があります。黄緑にとっての白は、上品で思慮深く清楚なイメージがあり、尊敬と憧れの対象となります。一方の白から黄緑を見ると、個性的な華やかさを持ち、優雅さと繊細さを漂わす、魅力的な人間に映ります。
ただし、このふたりの出会いや結びつきには、かなり個性的な相性運が見えます。たとえばふたりが出会う場所も、学校の寮、病院や療養所、会員制のクラブ、宗教、趣味のサークルまたは、お互いにアーティスト同士として、その出会いには特殊な背景、シチュエーションがあります。また国籍の違うカップルも少なくありません。
このふたりは異性同士であっても、肉体的な結びつきより精神的な面での結びつきが深く、メール友達や遠距離での関係のほうが、より気持ちが燃え上がります。多分に自分のイメージの世界での相手、現実感の乏しい、ある種バーチャルリアリティのような関係を築くところがあります。
そんなふたりですから相性は悪くないものの、現実問題に対しての耐久力がなく、ちょっとした刺激で簡単にその関係は壊れてしまいます。遠距離恋愛、メールフレンドの段階ならよいのですが、実際にお付き合いを始める、または一緒に暮らしたりすると嫌でもお互いのもろさに気づくことでしょう。
ふたりの関係を長く続けるためには、かなりの経済的な余裕が必要です。そういったバックボーンがない者同士の結びつきでは、いくら相手に対する愛情があっても、よい関係を続けるのは難しくなります。結婚生活は、現実的な問題に直面することばかりです。ふたりが思い描いていた夢のような暮らしは手に入りません。お互いに自分の弱さ、依頼心の強さ、競争力のなさを自覚し、地に足のついた将来設計をするように心がけましょう。