Yellow & Black  黄色と黒の相性を診る

黄色と黒は、基本的に相性はあまりよくはありません。同性同士、または友人同士の付き合いにおいては、それが早いうちにわかるので問題はないのですが、恋愛対象となり得る年ごろの男女の場合は、相性の悪さがなかなか表面化せず、不本意な交際をだらだらと続けてしまう傾向があります。

黄色と黒は、初対面の印象はさほど悪くはありません。お互いに自分にはない相手の個性にひかれ、最初のころは自分の都合のいいように、イメージをふくらませてしまう傾向があります。ところが時間がたつにつれ、相手の性格も見えてきて、お互いに、自分の理想とはほど遠いことに気づいてしまうのです。

ロマンティストの黄色は、最初は黒の思慮深さ、美意識に対して尊敬の念を抱きます。ところが時間がたつと、マイペースでマニアックな趣味の持ち主、といった評価に変わっていきます。一方の黒は、物ごとを観念的に考えがちで、見た目派手で魅力的な黄色を、自分のイメージの中で偶像化してしまいます。当然ながら、やがて黄色の“生身の部分”を見て裏切られた気持ちを抱くようになり、関心を失います。

黄色と黒が、会社の同僚やクラスメートといった関係では、ごく自然に付き合いも消滅します。ところが、黄色と黒が異性同士で男女の関係があった場合は、目が曇って相手の実態がすぐに見えません。黄色と黒は、セックスの面での相性がいいので、価値観や人生観の違いが見過ごされてしまう傾向があるのです。

黄色と黒の個性の違い、相性の悪さは、一緒に生活すると際立ちます。生活のスタイル、趣味嗜好、将来の展望など、ありとあらゆる点で意見が異なり、特に問題となるのは、黄色の家族や交遊関係です。黄色の周囲にいる家族、友人たちは黒を苦手に思います。また、やや排他的で孤独癖のある黒は、黄色を取り巻く人々を評価しません。日本の結婚は、家と家との結びつきが重要視されます。人間関係を大切にする黄色にとって、黒の個人主義、排他主義は、やがて我慢のならないものになるでしょう。

あらゆる点で相性運のよくない黄色と黒ですが、唯一、創造的な仕事においてのパートナーシップは例外です。ふたりの個性の違いは、相手にとってよい刺激となり、創造に役立ちます。黒の美意識、探究心は、黄色の浅薄さを補い、黄色のオリジナリティ、自由さは黒の堅さを取り除きます。経済力にはあまり縁がありませんが、仕事のクリエイティビティにおいては、理想に近いパートナーといえるでしょう。

数値で見た相性度と未来
基本的な相性度
50パーセント
恋人、結婚相手としての将来性
40パーセント
仕事の相性度
30パーセント
仕事の相性度(創造的な仕事)
80パーセント
金運
30パーセント