赤と茶色の組み合わせは、一般的にあまり相性運はよくありません。ですが、双方がある程度の人生経験を積んだ大人の場合は、とてもよいパートナーとなる可能性があります。また赤と茶色は、性格は合わないのですが、仕事面で割り切って付き合う場合、非常に大きな成果を出せる可能性があります。異性同士の場合は、特に結婚生活において、とてもうまくいく可能性があります。
赤は正義感が強く、ロマンティストで情熱家です。嘘をついたり策略を巡らしたりすることが苦手で、感情をストレートに表すタイプです。カーッとすると感情のコントロールが効かないところがあり、やや子供じみた面もあります。一方の茶色は、赤に比べてはるかに現実的で、よくいえば向上心が強く、悪くいえば野心家です。茶色は不利になると思えば自分を殺すこともでき、ある意味で大人であるともいえます。
茶色は派手さはありませんが、自分の理想を次々に具体的にしてゆく実行力があり、特に仕事場においては周囲から信頼されるタイプです。子供の頃から愛を得られない育ち方をした場合、まれに「目的のためには手段を選ばず、周囲を踏みつけにする」タイプも見受けられますが、おおむね社会の中にうまく適合し、自分の地歩を固めていきます。
ロマンティストの赤は、そんな現実主義者に見える茶色がとても苦手です。自分の目的を果たすために、じっくり時間かけるやり方も、赤の目には「策略家」に見えてしまいます。一方の茶色から赤を見ると、精神論ばかりふりかざす要領の悪い人間に見えてしまいます。赤の子供じみた、他人に厳しい姿勢も、茶色にとってはうっとうしく感じてしまいます。
そんな赤と茶色が同性同士で年齢が近い場合、親しい友人として付き合うのはなかなか難しいものがあります。ところが赤と茶色が異性同士の場合、またはふたりの年齢が大きく離れている場合、上司と部下など、ふたりの立場が明確に区分けされている場合は、それなりにうまくやっていくことができます。
特に職場において、赤と茶色が相手の性格を飲み込み、割り切って仕事を進めるようになれば、大きな成果を残せる可能性があります。ふたりの能力は分野が異なっているので、お互いに相手を尊重し、苦手な部分を補う合うようにすれば、理想的な仕事結果が得られるのです。だからといって嗜好が変わるわけではなく、また、長く付き合ったからといって、相手の欠点を許せるわけでもありません。赤と茶色はあくまでも仕事上の付き合いと割り切り、プライベートでは距離を保ったほうが、人間関係はうまくいくでしょう。
赤と茶色が異性同士の場合、友人としてのお付き合いはとてもうまくいきます。ところがひとたび恋人同士として仲が深まると、セックス面での相性は悪くないのですが、性格の違いが災いして、小競り合いが絶えません。特に恋人時代は、相手に対する要求も多くなり、大衝突をして別れてしまう可能性もあります。
ところが赤と茶色は、ひとたび大きな問題を克服すると、その後、強固な絆が生まれる可能性があります。お互い大人になり、相手に多くを要求せず個性を尊重し、それぞれの趣味を持って生きれば、意外とうまくいきます。特に恋人時代より、結婚生活においてふたりの相性運はよくなり、時がたてばたつほど向上するでしょう。