White & White  白同士の相性を診る

白同士の組み合わせは、ひとことではいい表せない、なかなか複雑な運命を持っています。まず白のキャラクターそのものが少数派のため、白同士が出会うという運命はとても珍しいのです。次に、出会う場所が限定される、ということです。そして、一度出会うと、深く結びつきやすいのですが、本人たちが感じているほど、白同士の相性運は、よくないのです。

白のキャラクターは、大きく3つに分かれます。そしてそれぞれは、まったく違うのですが、繊細な感性、鋭敏な頭脳、強い美意識を持っており、とてもマイペースである、という共通項があります。この3つのタイプのうちのひとつめは、病弱な人、または体か神経に慢性的な障害を持っている人です。ふたつめは学者・芸術家肌で、生活のすべてが、何かに没頭しているタイプ。3つめは、特権階級の生まれか、またはお金持ちの育ちで、いわゆるお坊っちゃま、お嬢さまタイプの人です。

白は、これらの限られたキャラクターに分類されるので、白同士が出会うのも、そんな性格を反映した場所、ということになります。たとえば一般の職場や学校のクラブ活動で、または合コンやチャット、出会い系サイトなどで出会うことは、まずないといっていいでしょう。ふたりの出会いは、病院やリハビリ施設、学会、美術関連の催し、会員制のスポーツクラブ、またはお見合いなどです。

白は、同性同士でも異性同士でも、出会った最初から「同類の香り」をかぎ分け、さほど抵抗感なく相手を受け入れます。白は心の奥まで打ち明け合うような、他人との密接な付き合いは苦手です。その点、白同士であれば、余計な神経を遣わずに自然体でいられるので、気楽なのです。特に異性同士の場合は、「自分を理解してもらえるのは、この人だけだ」と思い込んでしまう面もあります。そしてそれが淡い恋心に発展する可能性があります。

白同士の恋愛は、表面上は静かに、でも心の奥底では激しく、という感じです。白は燃え上がると感情のコントロールができず、自分にはまったくその自覚がありません。思った以上に執着する自分に気づき、その場になって初めて気がつく、といった調子です。ふだんが淡々として見えるだけに、そういった状況に陥った白を見ると、周囲はとまどってしまうかもしれません。

普段から感情の爆発に慣れていれば、解消の仕方、コントロールの仕方もわかるのですが、不慣れな白は、追い詰められるとパニック状態になります。外から見ていると、ずっと何もないような平穏な状態が続いていたのに、ある日突然、大爆発を起こす。そんな感じなのです。つまり、周囲からは白が平静を失う分岐点が、まったくわからないのです。

こういった状態に陥った白に対し、周囲はどう扱っていいかとまどいます。理解しているはずの相手の白も同様です。白は、自分の感情を持て余すと同様に、人が感情を爆発させた場合、どう解消させてやったらいいのか、その方法を見つけられません。長い人生の中では、何もかも平穏無事に乗り切っていくのは不可能です。と、いうことは、白にとって自分の状態がダウンしたときに、それを上手に昇華させてくれるような相手のほうが、本来は相性がよいということなのです。

もし白同士が結婚まで進むなら、経済的な余裕は絶対条件です。また、白同士の運気をアップするには、トラブルをおさえ、決定的な衝突は避け、体の健康、経済的な余裕が必要です。もしそれが望めないのなら、ふたりの結婚は避けたほうがよいでしょう。

数値で見た相性度と未来
基本的な相性度
50パーセント
恋人、結婚相手としての将来性
50パーセント
仕事の相性度
50パーセント
仕事の相性度(創造的な仕事)
50パーセント
金運
パーセント