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鈴木さんの話では、今年はすでに220万円近くを宝くじに費やしているという。だが、そのうち回収できたのは、24万5000円。私にしてみれば、“なんでそんなに回収率の悪いものを買い続けるの!?”と、言いたい気分だ。
「ばかだと思うでしょ? もうね、意地で買ってるの、意地で。いつかデカいのを当ててやろうと思ってね。1回デカいのがくれば全部チャラでしょ。10万や20万の小当りをアテにしてちゃ、こんな買いかたできませんよ」
この鈴木さん、1年前に買った30枚の宝くじのうち1枚が2等と8番違いだったとか。そして、今年も1等賞と3番違いのものがあって……つまり、確実に当たりが近づいている、と鈴木さんは言う。
「この次はぜったいに大当たりしますよ。予感がするんです。この最後のツメで、ケチったりすると運が逃げていっちゃうんだよね。だから、今年の年末ジャンボは、親戚に借金してでも、5000枚は買うつもりなんです」
5000枚というと、宝くじはジャンボ1枚300円で、総額150万円となる。それでも年末ジャンボ宝くじは、前後賞合わせて1等3億円に当たる確率は、およそ500万分の1にすぎない。そんな確率の話をしても鈴木さんはメゲる様子もない。「いいんです。“運”ってのは確率論じゃ測れませんから」それは確かにおっしゃる通り。「とにかく当たるまで、何年でも買い続けますよ。意地もあるけど、宝くじは私の人生ですから」と、意気軒昂だ。
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