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ブラックジャックのルール

BJ(ブラックジャック)の基本的な遊び方はほぼ世界共通ですが、国やカジノによって多少、ルールが違っています。ここでは私たち日本人がもっとも訪れることが多い、アメリカ・ラスベガスのカジノのルールで説明します。この基本を知っていれば、ヨーロッパやアジア各国のアレンジされたルールにも充分、対応できます。
BJはジョーカーを除いた53枚のカードを使うゲームですが、ラスベガスのカジノではカード8組424枚を使うことが多く、カード1組だけを使う場合は「シングルデッキ」、2組使う場合は「ダブルデッキ」と呼んで区別しています。
カードの数え方は2〜10はそのまま2、3、4……とカードに印刷された数字をそのまま数えますが、A(エース)は1または11として数えます。そして絵札(J、Q、K)はすべて10と数えます。たとえば4+絵札は14、6+A(エース)は7または17として数えます。A(エース)を1と数えるか11と数えるかは状況を考え、プレイヤー自身が判断します。
BJは通常ディーラー1人に対してプレイヤー(客)1〜7人で対戦します。BJテーブルの空いた席ならどこに座ってもかまいませんが、初心者は左端には座らないほうがよいでしょう。BJは基本的には“ディーラー対個人プレイヤー”の勝負ですが、状況によっては、“ディーラー対プレイヤー全員”という、ある意味で団体競技的な面もあわせ持っています。そんな場面では、左端に座った人の力量が大きくものをいいます。極端にいえば、BJで勝つか負けるかは左端に座った人の実力次第ということもいえるのです。
さてBJテーブルに座ったら、ベットエリア(カジノのマークなどが書かれた場所)にチップを置きます。いくら置くかは自由ですが、初心者は最低賭け金(ミニマムベット)にしましょう。ラスベガスの場合、5ドル(650円)程度で遊ぶことができます。(ヨーロッパや、韓国のカジノでは、1回1,500円〜2000円)

プレイヤー全員がチップを置いたのを確認したら、ディーラーが右端の人から順にカードを1枚ずつ、表向きにして配ります。ディーラー自身もカードを1枚、自分のポストに置き、続けて2枚目のカードを、これも表向きにしてプレイヤー全員に配ります。最後にディーラー自身も2枚目のカードを裏向きにして置き、勝負開始です。
BJは配られたカードの合計がより21に近いほうが勝ちとなります。目の前に配られた自分のカードの合計と、ディーラーの2枚のカードのどちらが、より21に近いか、を競います。カードの合計が21未満ならば「ヒット」といって、何枚でもカードをもらうことができます。

そして、もうこれ以上カードはいらない、つまり、これ以上カードをもらうと合計が21を超えそうだというときは「ステイ」といって次のカードをもらうことをやめにします。BJでは、カードの合計が21を超えてしまうと、その時点で「バースト」といって無条件で負けとなってしまいます。ディーラーの裏向きになっているカードの数字を予想し「ヒット」するか「ステイ」するかが、勝敗の分かれ目というわけです。
ここで注意してほしいのは、プレイヤーはカードの合計が21を超さない限り、何枚でもカードをもらうことができますが、ディーラーはカードの合計が16以下ならもう1枚引かなければならないし、17を超えてしまったらその時点でカードを引くのはストップしなければならないというルールがあるということ。


ブラックジャック用語解説

【ブラックジャック】
最初に配られる2枚のカードの組み合わせが、A(エース)と絵札または10のときは、ブラックジャックといって、無条件で勝ちとなり配当も1・5倍になる。通常の配当は1倍で、たとえば5ドル賭けて勝った場合、賭け金5ドル+配当5ドルの計10ドルが手元に来ますが、ブラックジャックのときは賭け金5ドル+配当7ドル50セントの計12ドル50セントが返ってきます。
ちなみにA(エース)と絵札または10の組み合わせがディーラーにできてしまった場合は、無条件でプレイヤーの負け。運よくプレイヤーの側にも同じブラックジャックの組み合わせがきても、引き分けとなり(プッシュ)、賭け金が戻ってくるだけで配当はナシ。

【インシュランス】
保険という意味で、ディーラーの側にA(エース)がいってしまい、ブラックジャックの組み合わせができている可能性が高いと思うとき、賭け金の半分まで賭けることができます。ディーラーのカードがAと絵札(または10)の組み合わせだった場合、インシュランスをかけていれば引き分けとなりますが、保険をかけていないときは負けとなってしまいます。大金を賭けたときや、自分のカードの合計が19や20のときにインシュランスをかけることが多いようです。また、ディーラーのカードがエースと絵札、10以外の組み合わせのときは保険金だけ没収されてしまいます。

【スプリット】
最初に配られるカードが同じ数字(3と3、絵札と絵札など)のとき、カードを分け、賭け金と同額を新たに賭けることができるルール。エースが2枚きたときは特に有利。