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気候への備え方
第40日 

今日は9月最終日。このところ毎日の気温差が激しい。何日か前にも気候のことについて書いたが、相変わらず寒い日と暑い日が日替わりでやってくる。

この季節は、ボストニアンにとっても着る物のチョイスが難しいようだ。まあしかし、彼らは“迷ったら着ない”というスタンスが多いらしい。多少の寒さくらいならなんてことは
ないとのこと。雨が降りそうだけど降ってないような微妙な天気の時でも、傘を持たない人が多い。基本的には持たない文化といえる。

こっちの大学生の中には、パーカーのフードが傘代わりになると本気で思っているとしか思えないやつがいて、雨が結構降っているのにフードかぶって、走るでもなく普通に歩いてたりする。

俺はまったく逆である。悪いほうの事態に備えていることが多い。この辺がA型気質だろーか。ま、アメリカに来たからって、余計なことまで合わせる必要ないか。

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HOUSING TROUBLE ( IT'S TERRIBLE! )
第39日 

今日はホームステイのトラブルの話。半分愚痴みたいなもんです。それでも読みたい方だけどうぞ。

ホームステイをすると聞けば、ネイティブスピーカーと毎日話ができて、ご飯も毎日作ってくれて、休みの日にも一緒に出かけたりなんかして、お別れの日には涙涙、なんてことをイメージしないだろうか。

少なくても俺はそれに近いことをイメージしてました。まあそこまで仲良くならなくても、日本に帰ってから手紙くらい書きたくなる関係が築けることを期待してたわけなんだけど、みんながもし留学してホームステイするとなったらどんなイメージを持つ?

俺のステイ先の話はすでにしてきたから、この日記を読んでくれている人にはわかると思うけど、少なくとも俺はその関係作りに失敗してしまった。

理由:
(1)学校から家が遠いのに夕ご飯が早くて、ほとんど夕ご飯を一緒に食べれなかった。
(2)その夕ご飯もめちゃくちゃまずくて、本当に食べるのが苦痛だった。
   作ってもらうよりTVディナーのほうがましだった。これもまずいが。
(3)夕ご飯が終わってしまうと家中真っ暗にしてみんな各自の部屋へ引きこもってしま
   い、夕ご飯以外に会話のチャンスがなかった。
(4)単純にうまが合わなかった。
(5)俺の語学能力が圧倒的に足りなかった。

とこんなところだろうか。
とはいえ、俺の場合は取り立てて大きな問題があったわけではない。ホストのじいちゃんとばあちゃんは普通にいい人だったし。

だけど、ステイ先でのトラブルはいろいろあるらしい。
学校にいる人から聞いた本当の話だが、とあるステイ先はシャワーの時間が5分と決められていたそうな。そこにステイしていたのは女性である。当然5分じゃ足りないので、必要な分だけは入っていたらしいが、まあそれでも10分かそこらだそうだ。それなのに、どう計っているのか知らないが、5分以上入っていると決まって注意されたそうだ。

そんなバカな。シャワーの水をケチりたいならホームステイなんかさせるな!!! といいたくなるよね。

他にもある。
これも女性なんだけど、下着がなくなること2回。もう一人いるステイメイトも女性だから、疑わしきはホストファザーということになるんだが、まあ1回目は彼女も勘違いかもしれないと思い黙っていたらしい。

でも2回目がおきたときには、さすがにホストに文句をいったそうな。これはおかしいと。そしたら犯人探しをしないまでも、一緒に対策を考えるなりするのがホストの役目だと思うのが当然でしょう。ところが彼らは、彼女を空想癖のある変な人扱いをし始めた。

「そんなクレームを学校に出されると、次にステイする人が来なくなるから、変ないいがかりはやめてくれ」

とまでいわれたんだと。ほとんど頭ごなしだったみたい。本当にひどい話だ。

さらに、まだある。これまた女性だが、彼女は到着してから1週間毎日、まったく同じ飯を食べさせられたそうだ。しかも毎日同じ料理をちゃんと作るならまだしも、当然そうではなく、初日に作ったたくさんの量のなんだか味のないスープみたいなものと、ハムとが毎日冷蔵庫から出てきて、レンジで温めて食っていたそうだ。彼女はタイ人なんだが、本当に悲しくて毎晩泣いていたんだと。

どれも悲惨な話だよね。これらの問題はかなりひどい例だけど、どのホストをとっても、こまごましたトラブルはたくさんある。彼女たちはみんな、そろって払い込んだ金額分の滞在をせずに、ほとんど喧嘩別れをして家を飛び出している。本当に気の毒だ。

こういう実態を知らないで、安易にホームステイを選ぶのは危険だと思う。ま、知っていたからといってホストを選べるわけではないので、あまり変わらないかもしれないけど、ホームステイもそこそこチャレンジャブルであると知っていれば、それなりの心構えができるから、ちょっとは違うんじゃないかと・・・。

ホームステイはそれ専門の斡旋エージェントがいるんだが、この手の話は一向になくならないらしい。もうちょっと改善する努力とかできないもんなのかね。まったく・・・。

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でかいものほど安い
第38日 

ここのところ毎日自炊を慣行している。といってもせっかく買ったジャーはあまり使っておらず、もっぱらパスタを食べている。それでもホームステイのご飯をいただくよりは、申し訳ないけど数百倍満足できている。

こう見えても俺は、多少料理をするのである。今日はこれから豚キムチを作る予定。そんなわけで、毎日スーパーマーケットの中を練り歩いているんだが、日本に慣れている俺にとって、こっちのスーパーは本当に使いにくいと感じてしまう。特に一人暮らしの自炊者には、まったく持って不向きな感じがする。

「スーパー」
肉のパックがでかい。とにかくでかい。決して一人で食べる一日分の食材など買えない。だから同じ食材を使っての料理が、複数回必要になってしまうのである。料理のレパートリーが少ない俺にとっては、この問題は結構重要で、今のところ同じ料理を2日連続で作ることがルーチン化している。

たいていのパックは2日では食べきれない量なのだが、同じ料理は2日が限界である。残りの食材は捨てるか凍らすかするわけだが、まあめったに食べることはない。

パックは大きくなればなるほど安い。まあこれは日本も同じかもしれない。牛乳やその他フレッシュジュースがこれまたでかい。そしてやはりでかいほど安い。

日本でいちばん見かける1リットルパックは本当に少なくて、その飲み物売り場の1%も占めてない。そして、いちばんコストパフォーマンスが悪いのである。しかも圧倒的に。例えば、こないだ見た値札だと、1リットルのパックが2ドルに対して、2リットルが2.5ドルなのである。同じ銘柄の飲みものが。そりゃどう考えたって2リットル買うでしょう。

お菓子もすごい。日本サイズのお菓子が99セントだとしたら、その3倍の袋が1.5ドルくらいだったり。まあ何でもそんな感じ。

スーパーのスローガンはきっと、『でかいものほど安くしろ!!!』ではないかと思っている。

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TWIN=シングル
第36日 

ちょっとだけ野球の話の続き。
俺が見にいけそうでいけない時には松井が打つらしい。昨日おとといと連続ホームラン。読んだ人も多いと思うが、NYでヤンキースを見にいった時の松井は0安打。チームも2安打完封負けでした。要するに、とってもつまらない試合を見たというわけ。

今日も少しだけ並んでは見たものの、昨日8時間並んで取れなかったというおじさんの話を聞き、断念。今日も松井は打つのだろうか。

それはさておき、今、ベッドは友人から借りたエアベッドを使っているんだけど、ちゃんとしたマットレスを買おうかどうしようか迷い中。アメリカでは結構メジャーなエアベッドだが、日本人には不評なようで、みんな口をそろえて腰を悪くするだの、深い睡眠ができないだのいう。

でもまあ、いわれてみるとそんな気もする。というわけで今日は、マットレスを探しに歩いてきた。

「マットレス」
アメリカではマットレスのサイズは4種類。
TWIN / FULL / QUEEN / KING である。SINGLE というのはない。ところが、まあどう考えてもこっちのTWIN は、日本でいうSINGLE サイズなのである(ひょっとするとそれより狭いかも知れないくらい)。それで、FULL が日本でいうSEMIDOUBLE。

まあ知っていたという人も多いでしょうが、なんでまたこんな狭い幅をTWIN と呼ぶのだろうか、と妙に勘ぐりたくなる。

俺は当然、TWIN のマットを探して歩いたんだけど、TWIN のマットを買う人は少ないのか、どの店に行ってもおいてある数が圧倒的に少ない。しかも、当たり前だがそれなりの値段である。

最低で70ドルだが、運送費を合わせると100ドル。6か月いることを考えれば買うべきなんだろうが・・・。変なところでケチってしまう。一応、まがりなりにもエアベットあるしなぁ。今日はやめときました。いつかエアに我慢できなくなる日がきたら、また考えよう。

「BU」
そうそう、ボストンを歩き回っていて思うことのひとつに、大学のでかさがある。特にボストンユニバーシティ(BU)はでかい。どうでかいかというと、大学の端から端まで歩いて30分はかかるのではないかと思うくらいでかい。

そもそも大学の校舎が普通の道沿いに建てられていて、その道沿いはずっとBUの校舎が並んでいるのである。さらにその通りにはTといわれる路面電車(場所によっては地下鉄)が走っており、その道沿いの駅には、その名も「BU EAST」「BU CENTRAL」「BU WEST」などとちゃんとBUの冠がついているのである。

平日の日中はBU生が移動するせいか、いつも混んでいる。「校舎の移動も電車か・・・みんな定期もってるからいいのかな」と思いきや、定期を持っている人は意外に少ない。なぜなら、このTという地下鉄、地上に出るとタダなのである。でも地下に向かう電車は地上でも料金をとられる。

どういうシステムなのかいまだに理解できていないが、とにかくBU付近は地上なので、郊外に向かう方面の電車はタダで乗れるというわけである。

不思議な仕組みだ。

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ボストンと野球
第34日 

今日は学校の連中とボーリングに行ってきた。
アメリカではボーリングはメジャーな遊びではないようで、数少ないボストンのボーリング場なのにレーンは少ないし、人はだーれもいないしでガラガラだった。

ま、今日はもうすぐMLBのボストンレッドソックスがホームであるフェンウェイパーク(俺の家から見えるほど近いスタジアム)で、ヤンキース(松井のいるチーム)と最終シリーズを戦うってことで、みんなそっちに集まってきているのかもしれないんだけどね。

「ボストンと野球」
とにかく球場の周りは騒がしい。意味不明な奇声がたくさん聞こえる。俺もこの試合はぜひ見たかったんだけど、なんていっても高くって。15ドルくらいの最上階の席とかでも100ドル以上するんだ。

それでも売れるらしくって、いつもフェンウェイで試合があるときは、ダフ屋がたくさんうろついているだけなのに、今日は逆にチケットをダフ屋に求める人ばっかりだった。

しかも今日は、試合の日でも通れるはずの道が封鎖されて、球場の周りからチケットを持ってないと入れないゾーンまで作られてた。俺が帰るのには、そこの道を通るほうが近いのに、通れなかったし。

全然興味ない人も多いかもしれないけど、ダフ屋からチケットを買いたいときは、欲しい枚数を指で示しながら歩くとダフ屋が寄ってくるらしい。だから今日は人差し指を掲げて歩く人やVサインを掲げて歩く人がたくさんいた。みーんなチケットを欲しがっていたらしい。

ボストンはここ数年、ずっと2位らしく、いつもヤンキースには勝てない。だからヤンキース戦は盛り上がりがだいぶ違うみたい。もし見にいけたとしても、間違って松井のホームランなんかを喜んだら殺されてしまうかも。

でも、100ドルは高いよなぁ・・・。
でも、見たいなぁ・・・。

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