LADYWEB.ORG編集部のIssy&なな号がお送りする、世の中のニュースを“斬る”というよりは、“なでる”感じのほぼ毎日更新気味コラム。連載1600回達成!

2006年10月06日 Friday

四国ツアー2日め(こんぴらさん+うどんのまとめ)

author : Issy&なな号

こんぴらさん、やまうちうどん今日は、こんぴらさんをお参り。でもその前に、絶対に行きたかったうどん屋「やまうちうどん」へ。…これです! 僕が長年追い求めていたうどんは。強烈にウマいです。

というこで、こんぴらさん。多くのかたは、石段を785段登った御本宮までですが、そのずっと奥の奥社まで、1368段を登り切ってきました。行きはなんとかなりましたが、帰りは膝がガクガクでした。

それでは、今回食べたうどん店のご紹介します。「続き▽」をご覧ください。


山越うどん山越うどん
平日の午前中でも行列ができるという、人気店。釜から上がったアツアツの麺に生卵とつけだしをかけて食べる「かまたま」発祥の店らしいです。並ぶのを覚悟して行ったのですが、雨だったこともあって、すぐに食べられました。さっそく「かまたま」を注文。今まで「かまたま」は、卵かけご飯のうどん版というイメージしかなく、好きではなかったのですが、本場の「かまたま」はまったく違いました。ウマい! です。ほどよい弾力の麺自体がうまいのはもちろんなんですが、アツアツの麺に卵が絡んで、しかも食べてるうちに、麺の熱で卵が半熟気味になってきて、これがまたウマい。「かまたま」専用のつけだしの味も素晴らしいです。さすがでした。かまたま1玉と天ぷらで、250円。


がもううどんがもううどん
田んぼと住宅地に囲まれた、小さなお店ですが、ここも大人気です。まだお昼前だというのに、地元の人やら、観光客やらで狭い店内は混雑してました。田んぼを眺めながら、外でいただくのがおつな店ですが、あいにくの雨なので、店内でいただきました。うどん玉をもらって、自分でだしと薬味を入れるセルフ方式です。やわらかいのに腰のある麺と、ほんのり塩味の効いただしが、最高です。味のじっくりしみたおあげもウマい。かけ(小)とあげで、170円。


池上製麺所池上製麺所
TVでおなじみらしい、瑠美子おばあちゃんのお店です。店に入るなり、おばあちゃんご本人が「雨の中、よう来てくれたねえ」と迎えてくれました。ここのうどんは、生醤油のみ。今回初めて、「冷」を頼んでみました。セルフ方式ですが、店の人が親切にだしや薬味までやってくれました。アツアツの時とは違って、腰の強くなった麺は、これまたウマいですな。どこの店もそうですが、さぬきうどんは麺のウマさがいつまでも口の中に残って最高です。うどん(小)と卵と天ぷらで、200円。


やまうちうどんやまうちうどん
ぜひとも行きたいと思っていた、やまうちうどん。エッジの立った、独特の腰のあるうどんは、地下水と薪の火力と大釜によってつくりだされるそうです。琴平のもっと奥、山の中にある一軒家ですが、ここにも多くの人が訪れていました。麺が冷たくて、だしが温かい「ひやあつ(大)」を注文。一口食べてビックリ。ここの麺は真剣にウマい。モチモチだけど、ほどよい腰があって、衝撃的なウマさでした。しかもイリコのだしも抜群にウマい。こんなうまいうどんがあるのかと、ただただ驚きです。今回、唯一2回訪れた店です。ひやあつ(大)と天ぷらで350円。


宮武うどん宮武うどん
こんぴらさんからクルマで10分ほど。「あつあつ」「ひやあつ」などのことばは、ここが発祥だとか。ここの麺とだしも素晴らしいです。ちょっと太めの麺は、手打ちだけに太さも形もバラバラですが、モチモチでありながら腰があって食感が最高。しかも、このお店はだしがウマい。ちなみに、ここは注文の後、席までうどんを運んでくれます。ひやあつ(小)230円。


小縣家小縣家
元祖、しょうゆうどんのお店。今回、唯一入った、製麺所でもセルフ方式の店でもない、いわゆるうどん屋です。しょうゆうどんを注文すると、大根1本とおろしがねを手渡され、うどんが来るまでひたすらおろします。ピカピカ光ったうどんが運ばれたら、おろした大根を乗せて、すだちを絞って、薬味とすりごまを入れて、しょうゆをかけて、一気にズズズといただきます。かなり腰の強い麺ですが、ツルツルっと滑らかなのどごしでした。しょうゆうどん(小)450円。


さか枝さか枝
高松の中心地、官公庁が密集する場所にある、公務員御用達のお店。朝7時からやってるので、起きてすぐに行ってきました。土曜日の朝だというのに、かなりの人です。ここは典型的なセルフ方式。うどん玉をもらったら、自分でザブザブ湯通しして、薬味を入れて、タンクの蛇口をひねってだしを入れます。前の人の見よう見まねで、無難にこなせました。ツルツルした麺は、やっぱりウマい。しかも小でも、他の店より量が多いです。かけうどん(小)と天ぷらで230円。


松下製麺所松下製麺所
四国新聞社の裏手にあり、朝7時30分からやってる製麺所。周辺は一方通行が多い上に、駐車場がないようです。ホテルから歩いて行ったので関係なかったですが。セルフ方式ですが、カメラを持って、明らかに観光客然としてたため、お店の人が全部やってくれました。麺はやや細いですが、ちゃんと腰があり、細かいサラサラの天かすがだしに溶けて、いい味になっています。冷たいのを食べましたが、だしの後味がよくて、やみつきになりそう感じでした。かけうどん(小)150円。



(おまけ)

※本場のさぬきうどんは腰がありますが、麺が固いわけではありません。むしろ、やらかいのに腰がある感じでしょうか。余計わかりにくいか…。
※麺が冷たくて、だしが温かい「ひやあつ」ですが、今まで東京で食べたものは、ただのぬるいうどんって感じで、「ひやあつ」で食べる意味がわかりませんでした。でも本場では、麺の腰がよく味わえる上に、だしが温かくて最高ってことでした。
※東京で食べていたさぬきうどんは、だしがあまりイケておらず、いつもしょうゆやぶっかけを食べていたのですが、本場のだしはうまいです。イリコ最高でした。
※何が違うのかわかりませんが、各店で麺もだしもウマさが違うから不思議です。



なな号コメント ★★★★
うどんを、そんなに追い求めていたとは知らなかった…。


| 評価::★★★★ | 12:00 AM | comments (2) | trackback (0) |

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コメント

茶々姫さんのコメント

イッシーさんも、すっかり『麺通団』ですね。
映画『うどん』の公開時にオンエアされた特番で、本物の『麺通団』の人たちが、マニア垂涎の隠れた名店における、麺の味わいの違いを語っているのを見たことがあります。
イッシーさんと同じように、それぞれの微妙な違いを力説していました。
麺にそんなに差があるのかいな?
と思ったのですが、どうやら、本当にかなり違うみたいですね。
私もうどん好き。
ああ、食べてみたい〜〜〜〜!
ビジュアルもお値段も、実に魅力的だわ!

| URL | 2006年10月17日 09:49 AM | j07w1ePg |

Issyさんのコメント

茶々姫さま

コメントありがとうございます。
時間と腹の都合で行けなかった店がたくさんあるし、今回訪れたのは王道の店ばかりなので、『麺通団』への道はまだまだです。

でも、とにかくウマかったです。
写真を見てると、味が蘇ってきて、ヤバいです。
東京に帰ってきてからも、ガソリンスタンドの「セルフ」の文字を見ると、
うどん屋かと思ってしまうほどになってしまいました。

| URL | 2006年10月17日 07:20 PM | /fSVEHlo |


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