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お札
第89日 

今日は久々に銀行へ。キャッシュが底を尽きてきたのでおろすのと、こっちの口座に家賃分の金額を入れておくためだ。

多分アメリカ在住経験者でないと知らないと思うけど、こっちのATMはキャッシュを引き出す時、20ドル札でしか出てこないんだ。だから家賃をキャッシュで払おうとすると、大量の20ドル札で渡さなくてはならなくなる。これは大家もとても嫌がります。

例えば1000ドルおろすと、50枚の20ドル札ということになる。このシステムには最初はとても面食らった。そして少しリッチな気分になり、その後、誰かに見られてないか怖くなった(襲われやしないかと…)。

だけど、こっちで生活をしていて、100ドル札や50ドル札を見かけることはほとんどない。下手にスーパーなどで出すと怪訝な顔をされるのである。時には断られるし、実際地下鉄のTOKEN(切符)売り場では「DON'T USE $100 OR $50 BILL」と貼り紙がしてある。俺は一度50ドル札しかもっていなかった時に痛い目にあいました。

庶民の生活は、すべて20ドル札で回っているといっても過言ではないのだ。旅行の際ならいざ知らず、生活するつもりで渡米する人は、キャッシュを100ドル札で持ってこないことをお勧めします。

さらに、こっちの銀行のカードは1回、および1日の引き出し上限金額が非常に低いんだ。400ドルとか500ドル。どうも日本を含む外国の銀行のカードは、1000ドルぐらいまではいけるみたいだけど、アメリカの銀行カードはこのぐらい。

高いものをキャッシュで買う人が本当にいないんだと思う。高いものは、必ず小切手かクレジットカードって相場は決まってるんだろうね。

小切手だって一種のクレジット。アメリカでは現金主義では生きていけません。そういえば日本はお札変わったんだよね? 俺の持っているいくばくかの日本円は、帰る頃には駆逐されてしまってるんだろうか・・・。

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