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英語で、話しかけられると、それだけで緊張してしまいますが、さらに、ブロンド、ブルーアイとなると、緊張度が倍増したりして。
アメリカ人=英語
と考えていませんか?
ところが、アメリカ人全員が英語を話すことができるわけではないのです。あえていうと、英語を話せないアメリカ人はかなり増えているぐらいなんです。
アメリカでは、英語以外にスペイン語の利用度がかなり高いのが現状。事実、私の住んでいたカリフォルニア州では、スペイン語会話、読み書きができるなら、英語が使えなくてもまったく支障なく生活ができるのです。公的な書類等は、すべて英語だけでなく、スペイン語でも用意されています。それだけラテン系(西海岸はメキシコ方面からの移民が多い)人口が増えているということです。
ということは、アメリカ人だとしても、英語が話せない人は大勢いる、ということです。アメリカに住んでいても、英語が話せるとは限らないわけです。
先日、88年ぶりにMLBワールドチャンピオンとなったシカゴホワイトソックス。本拠地をシカゴに置くこのチームに所属する井口選手の大活躍に感動されたかたも多いことでしょう。
凱旋帰国後のインタビューで、
「英語はもう慣れ増したか?」
という質問に井口選手は、
「僕のチームは、英語というよりは、スペイン語なので」
という返答をしていました。
なるほど、確かに、ドミニカ共和国出身の選手が多いこのチームなら、スペイン語が飛び交うことも納得です。
これが、アメリカ。いろいろな文化、言語が共存している国なんです。
英語は、単なるコミュニケーションの手段のひとつ。
言葉はお互いを理解しあうツール。
もちろん、話せないよりは、話せた方がよい場合が多いですが、決して上手く話す必要はない。ツールは使ってこそ、力を発揮するのです。どんな英語でも、使ってなんぼですよ。
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