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意外と大切な数字(その4:お金編)
海外旅行中、お買い物をするときに、気が付いたこと。それは、基本的に計算は「足し算」だということ。

例えば、15ドル25セントの買い物を20ドル札で支払う場合、おつりは4ドル75セントですよね。

このとき、日本人の思考回路は、

20ドル−15ドル25セント=4ドル75セント

となりますが、

アメリカ人の思考回路は、

15ドル25セント+?=20ドル

となり、「?」に入る数字を15ドル25セントに足しながら最終的にトータルを20ドルにするのです。

おつりを手渡しするときに、まず、75セントを手のひらに載せ、16ドル、といい、続いて1ドルずつ、17ドル、18ドル、19ドル、20ドル、というわけです。

最初は、ちょっとびっくりします。

例えば、日本人がよくやる支払い方に、

「15ドル25セントだから、20ドル25セント渡せば、5ドルのおつりになるな」と、一瞬のうちに引き算で計算し、20ドル25セント渡すと、25セントを返されたりすることも。

まぁ、最近は、大型店であれば、レジが計算してくれるので、25セント返されたりすることはなくなりました。いまでは、レジの人から「なるほどね」と感心されることも。小銭、特に1セント硬貨をあまり持ちたくなかった私は、ほとんどのお店で、この引き算的支払い方をチャレンジしていました。

買い物で意外と嫌がられるのが、100ドル札。偽札も出回っていたこともありますが、計算も大変だかし、おつりもないし、と敬遠されているようです。この100ドル札、アメリカ人は堂々と客の前で、偽札チェックマーカーで、偽札かどうかをチェックします。それだけ偽札が多いという意味かもしれませんが、あの潔さは、自分の身は自分で守るという精神のあらわれではないか、と。日本もこれからは、レジで一万円札をマーカーでチェックされる時代が来るのでしょうか。