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I'm sorryって?
I'm sorry.

この英語を知らない人は、まずいないはず。もちろん、中学1年生で習う英語の1つで、基礎中の基礎。その意味は、「ごめんなさい」「すみません」ですよね。

でも、実は、それだけじゃないのです。

よく使う意味に、「気の毒な」「かわいそうな」というもの。

I am sorry to hear it.  それはお気の毒。

I am sorry for him.  私は彼に対してかわいそうに思う(彼が気の毒だ)。

実は、こちらの意味のほうがよく使われているぐらいで。

私がアメリカに滞在した当初、空き巣に入られたことがあります。その時、事件の捜査に訪れた警察官が、まず最初に私へいったこと。それがまさに、

I' m sorry.

でした。この場合の I'm sorry. はただ単に、「お気の毒に」という意味だったのですが、このころの私は、「I'm sorry = ごめんなさい」と単純に考えていたため、「なんで、この警察官が謝るの? アメリカ人の代表として謝っているの?」と、トンチンカンな感想をもったものでした。

アメリカ人は軽い感じで、『すみません』というときは、

Excuse me.

をよく使う。どちらかというと、「失礼」という意味でしょうか。実は、

I'm sorry.

には、話し手が自分の落ち度、ミスを認めて謝罪する意味が含まれているのです。この違い、一見些細なようで、アメリカ人にとっては大きいようです。