とうとう残すところ、1週間になってしまった(正確にはあと5日)。

はっきりいって、私のクラスのレッスンはあまりおもしろくない。3週間めにさしかかって、授業スタイルはなにもかわらない。生きたフランス語を学んでいる感じがしないのだ。毎日、なにかしらプリントを渡され、勉強させられる。

初日に、説明された「テキスト、辞書を使わないで、生きたフランス語を学ぶ」というキャッチフレーズはどこにいったのか。なんか期待はずれだ。

誤解のないようにいえば、他の学校と比較しての話ではないので、この学校が悪いといっているわけではない。

ところで、私は毎日、インターネットを使ってこの記事を日本に送っている。学校のカフェテリアにあるコンピュータは、いつも誰かが使っているか、つながらないかのどちらかなので、ほとんどオフィスで作業させてもらっている。

フランスのコンピュータで、日本語をタイプすることはできないので、ローマ字で文章を送るか、CDやフロッピーディスクを使ってファイルを送るのだが、毎日問題なく送れるか、ひやひやする。

日によって、フロッピーディスクが開かなかったり、インターネットにログインできなかったりするからだ。

インターネットカフェを使うことも多々ある。こちらに来る前は、そんなもの見つけるのも大変だと聞いていたし、料金が高いとも聞いていた。

ところが、意外や意外、探せばけっこうあるもので、エリアによりけりだが、なんでも物が高いパリにしては、料金もそう高くないものを見つけることができる。

その店の多くは、@マークのネオンとか、世界各国の国旗が入り口のドアに、隙間なく張り付けられている。

狭い店内に入ると、フロントには、およそコンピューターに縁のないようなおじさんが、ちょこんと座って、お客さんに対応していたりる。

移民の多いこの国では、ここの安い国際電話料金が人気のようで、ニュービジネスとして、けっこう流行っているようだ。ただ、インターネットの送信スピードの遅さには、思わずため息がでてしまう。

でも、ぜいたくはいうまい。

(写真解説)
上段:学校のオフィス
中段:学校のオフィスでコンピュータに向かうなな号
下段:インターネットカフェのフロントのおじさん