今日は午後の授業をさぼってしまった。そして、「The Last Samurai 」を見て来た。フランスの映画館でトムクルーズの妙な日本語の台詞を聞くのも、おつなもんだ。

その後、残り少ないフランスでの生活を堪能するために、ワインとチーズを買って帰った。これは、フランスで経験できるうれしいことのベスト3に入る。ワインはほんとうに安い。2〜3ユーロで、いくらでも手に入れることができるのだ。

ワインは大好きだけれど、フランスワインのことは、ほとんどわからないので、失敗を避けるため、約10ユーロ(1200〜1300円)のワインを買ってみた。C'est bon!  期待を裏切らず、とってもおいしいワインだった。

チーズは種類が豊富で、スーパーでも量り売りしてもらえる。フランス語ができなくても買い方は簡単。最悪でも、指をさしてチーズを選ぶと、そのチーズをまな板に置いて、ナイフをあてながら、「これくらい?」とたずねてくれるので、「もっと」とか「少し」とかいえばいいのだ。何グラムなんていう必要もない。

これも、ブリーチーズ(外側が白い)以外、どれがどんな味なのかよくわからないので、見た目がすごそうなものを買ってみた。

4種類買ったチーズで一番高いものが、1個売り(ラベルのついたもの)で2.59ユーロのヤギのチーズのだった。他は、70〜90グラムでどれも1ユーロ以下。これも信じられないほど安い。

ヤギのチーズは、ばかうま。まわりがオレンジ色でカビのはえたものは、見た目ほど濃厚ではなかった。センターに青カビがサンドされたものは、「う〜ん!」とうなるほどおいしかったし、ブリーチーズは、いつもはずれがない。

夕飯前なのに、部屋でクラッカーにチーズをのせ、ワイングラスを傾けながら、フランスについてさんざん語り合っていたら、止まらなくなって、すっかりお腹がいっぱいになってしまった。あー満足、満足。

(写真解説)
上段:メトロの通路にある映画の広告
下段左:買ってきた4種類のチーズ
下段右:ワイン