今、若い女性や主婦を中心にリフレクソロジストの資格にチャレンジする人が増えています。副収入を得たい、就職・転職に役立てたい……理由はさまざまですが、リフレクソロジストの人気は今後ますます高まりそうです。ところでリフレクソロジストって何? とあらためて聞かれると、きちんと答えられる人は少ないはず。リフレクソロジーとはREFLEX(反射)とOLOGY(学問)を合わせた造語で、日本語では反射学または反射療法と呼んでいます。 さて、リフレクソロジストとは具体的に何をする職業なのでしょうか。リフレクソロジーの基本的な考え方は、身体の各器官や臓器は手や足に反射投影されているとされ(反射区)、その反射区を手や指で刺激することで、身体の自然治癒力を高めるというもの。リフレクソロジーを受けることで、ストレスが軽減され、深いリラックス効果が得られると同時に、血液やリンパの流れがよくなり体内の老廃物の排泄が促進されるといわれています。 現在、日本ではリフレクソロジーには2つの方法が定着しています。ひとつは「英国式」と呼ばれる、リラックス重視の欧米式トリートメントが特徴のソフトなマッサージで癒し効果が高いといわれています。もうひとつは「台湾式」と呼ばれるもので、指の関節を使ってのマッサージで痛みを伴うことがあります。痛いのと気持ちいいのがない交ぜとなって一時日本でもブームとなりました。 「リフレクソロジストに向いている人」では、このリフレクソロジスト、いったいどんな人が向いているのでしょうか。リフレクソロジストの第一の条件は、なんといってもマッサージ(トリートメント)が上手な人。その上で、お客さんに対するカウンセリングや適切なアドバイスができる人が向いているといえます。もちろんただ単にマッサージや話術が巧みなだけではリフレクソロジストとして大成するとは限りません。技術的なものに対する理論の裏付けも大切です。たとえば身体の仕組みや栄養素の働き、足裏の反射区に対応する臓器の働きや諸症状などをきちんと知っておくことも重要な条件です。たかが足裏、されど足裏…を刺激することで得られる身体の情報をどう分析・判断し、療法に反映できるか。このときこそリフレクソロジストの確かな知識や経験が求められるのです。 「リフレクソロジスト検定試験について」現在、日本にはリフレクソロジストを養成する学校はかなりの数があり、通学コースや通信教育コースなどどこも充実しています。一例として、リフレクソロジスト認定機構(JREC)のWEBサイトには、こんなことが書かれています。『リフレクソロジストとは、自分で判断し施術しなければならないもの。全てを自分の責任の下で行わなければならないため、JRECでは、技術・精神の両面において高いレベルのノウハウを習得したプロフェッショナルの養成をめざして認定試験を行っています』。そのため検定試験はかなり広範囲な分野から出題されます。たとえば解剖生理学、栄養学、反射区、リフレクソロジーの禁忌・衛生・マナー・アドバイス・職業倫理などで、すべて記述式。受験資格はJREC指定校・加盟校の規定カリキュラムを修了した人、他スクール卒業生。この検定試験に合格した人はさらに上級のマスタークラスライセンス、インストラクターライセンスに挑戦することができます。 詳細 ◆日本リフレクソロジスト認定機構 ◆マキフジタヒーリング・スクール ◆日本セラピスト認定協会 ◆日本リフレクソロジスト養成学院 |
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