NHKのベリーナイスな対応(急遽放送変更)

昨日は夕方の試合で「なでしこ」が北朝鮮戦に引き分けてしまい最終予選突破を決められず、夜の中国VSオーストラリアをNHK-BSが予定を急遽変更してオンエア。元々その枠は北朝鮮戦の再放送を予定していたのだが、ドローで終わるやいなや変更を決めて北朝鮮戦ライブ中継の中で告知という迅速さだった。

その中国VSオーストラリアだが、オーストラリアをマジで応援してしまった。立ち上がりから中国が攻勢を仕掛け、2度ほど決定機を迎えたが逃してしまったのが運のつき。その時間帯では中国が先制点をあげてしまうのは時間の問題と思われたが…オーストラリアも選手を大幅に入れ替えていて、センターバックも急造(??)コンビらしかったし。中国はこの最終予選でゴールを奪えず苦労しているが、それがさもありなん、という感じだ。しかしその一方で失点もここまで「0」なんで、ドローになってくれればいいんだが(その確率は低くない)と思っていたが、後半、オーストラリアが先にゴールをあげて、そのまま、ちょっと危ないかな??っていうシーンも1度程度しかなくタイムアップ。オーストラリアのゴールシーンでは、コーナーキックから多分4本くらいのシュートチャンスが連続したので、決めろ!決めろ!! って怒鳴っておりました。中国のゴールキーパーは長身で非常に安定しているようで、本人も自信に溢れているようだが、あのシーンでは2度もボールに触りに出たのはよいがオープンハンドで、ちゃんとフィスティングすべきだったろうな。ちょっと慢心?? 過信?? があったりしない?
というわけで、中国が黒星を喫してくれたために日本のオリンピック出場権獲得が決まりました。最終戦はその中国との対戦だが、ゴールを奪えない中国ではあるが、縦に速いボールを送ろうとする攻撃スタイルのようで、現状のコンディションが悪く身体のキレもスピードもない日本チームのディフェンス網では先制点を奪われる危険があったので、その試合の前に決まったのはよかったと思う。ましてや、日本は中国戦で引き分けでよかったとは言え、何しろ中国で開催しているのだから何が起こるかわからないのだ。
その日本チーム「なでしこ」の試合だが、前の試合から2日空いたが相変わらずグダグダのパフォーマンスだったなぁ。ま、中1日が2日になったからと言って、回復などするわけがない。1日多く休息がとれるだけ。ただそれだけ。ただ、多くの人が言っているようにロスタイムの失点はいただけない。そんなにどうっちゅうことない相手じゃないですか。
佐々木監督もベンチメンバーを随分信頼してないんだな。選手交替しないもんな。85分経過くらいから時間を使う(時間を殺す)ことを指示していたが、これも早過ぎるだろって多くの人が言っている。私は早過ぎるとまでは思わないが、それに即応した(選手交替を含めた)諸々の対応が全くなかったね。まだ交替カードは2枚残っていたわけで。
同点ゴールのシーンは、どうってことない放り込みボールが正面足元に落ちてきたのに足を振ってしまって空振りしてしまったのがきっかけ。大きくクリアしたいという意識が強かったのだろうが、インサイドキックでよいからちゃんと当てれば何てことなかった。でも問題はそこじゃない、、、そのボールが外にいた北朝鮮の選手に渡る、そこから中にショートパスを繋がれてミドルシュートを打たれたのだが、そこへのプレスが完全に遅れた。猛烈に襲いかからないと。身体が言うことを利かなかったということだろうが、それを言っちゃぁね。
で、私がもっと問題だったと感じるのはそれよりももっとさらに前のシーン、、、日本がゴールを奪ってなおよいペースが続いていたところ、北朝鮮のカウンター気味の攻撃に対して、相手1枚に日本のセンターバック2枚が対応…したのだが、2人が非常に近い距離に寄せていたのに呼吸が合わず、突破されそうになって苦し紛れにイエローで止めた。あれで流れが再び相手に行ってしまった。最後の同点ゴールは、その流れの産物ですよ。どうも、センターバック間の呼吸というかタイミングが合わなくてピンチを招くシーンが目につく。韓国戦の失点もそうでしょ。1点とった(最後はオウンゴールだったが)シーンでの岩清水のロングフィードは実に素晴らしかったけどね。
ま、たいへんだったけど出場権獲得したことは本当によかった。
日曜日(11日)夜の最終戦、中国戦だが、最後にいい戦いを…とか、有終の美を…とか、そういう無責任(??)なコメントが結構飛び交っているようだが、多くのサッカーファンはわかっているように、若い選手で戦えばよい…というか、是非そうしていただきたい。まだまだ戦力として信頼できない選手ばかりだということが明らかになったのだから、彼女たちの強化の場として使わないと。それで中国に負けると、最終戦は北朝鮮はタイとの対戦だから普通に勝点3ポイントを積み上げるだろうから最終順位は日本は2位になるけれども、全然かまわないじゃないですか。この大会はチャンピオンを決める大会ではなく、本大会への出場権を獲得するための大会なのだ。2位以内に入ればよいのであって、1位でも2位でもどうでもよろしい。そんなところで1位をめざす必要はない。必要なこと、大事なことは他にある。

なお、NHK総合でオンエアした北朝鮮戦の視聴率は、ウイークデイ夕方にもかかわらず前半19.9%、後半25.2%というビックリの数字だった模様。どう考えたって、ウイークデイ夕方に在宅しておられる方々が相当(ほとんど??)見ていたということであって、世代別で言えば、これまでどちらかというフットボールには距離があった世代の方々が見たということになるのであって、それは新しい展開ではある。
また、NHKが急遽予定変更して中継したNHK-BSの中国VSオーストラリアの視聴率は、前半2.9%、後半3.9%だったそうで、先日のワールドカップ・アジア3次予選のウズベキスタンVS日本のBSの視聴率(4%台)に遜色ない数字で、非常に多くの人の関心の高さが伺える。この時間帯のBSの視聴率は1%もないん(0.5%とか)だから。

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五輪出場チーム

現在までの女子五輪出場チームの顔ぶれ
手ごわい相手ばかり

日本チームのレベルアップは不可欠
レギュラー陣を脅かす,若手が出てこないと
金メダルどころかメダルにも...

| 府中キッカーズシニア | 2011/09/10 11:19 AM |

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