2004.11.09. Tuesday
サバイバー
第80日
![]() 日本でもいつぞやかにやっていた『サバイバー』。覚えてます? 今はやってないと思うけど。アメリカでは、この種のテレビ番組がものすごく多いです。 毎日どこかのチャンネルで似たようなことやってる。とにかくひとつの場所に人を集めて、時に対戦させ、時にだましあいをさせながら人を脱落させ、最後に残った人が賞品や賞金を得る、というもの。 なーんでこんなに好きなんだろうか。とある先生に聞いてみると、こんな回答が帰ってきた。 「アメリカ人は感情移入するのが好きなんだ。感情移入してテレビに感情をぶつけ、ストレスを発散する人も多いんだ」 だそうだ。 ま、確かにこの手のドキュメンタリーは、感情移入がしやすいかも。俺はテレビを見てめったにテレビに向かって文句をいったりはしないけど、『サバイバー』を見ていた時は常に 「そうじゃねーだろー」 とか、 「なんで彼を落とすかなー」 とか独り言をつぶやいていた気がする。 でもアメリカの『サバイバー』(的ドキュメンタリー)と日本の『サバイバー』の決定的な違いがひとつ。なんか問題があって皆で集まって話をするとき、アメリカバージョンだとたいてい3人以上が同時にしゃべっていて、誰が何をいっているのかわからない。 下手すると10分くらいそのハイテンションな議論を垂れ流しにしたりしている。要は自己主張が日本より激しいのだ。何か問題点を指摘された人は決して黙ってはいない。黙ったら負けを認めてしまうようなものらしい。 くだらないことに文化の違いを感じる、今日この頃でした。 |
2004.11.08. Monday
○○FREE
第79日
![]() 今日は先日買ってきたさばを食べた。久々に魚をちゃんと魚として食べた感じで、とてもうまかった。しかし、ご存知の通り高すぎる。贅沢品なのだ。でも週に一度くらいは魚を食べないとな。 ところで、たとえばとある公園に「DOG FREE」という看板を見たら、皆さんどう思う? 勝手な判断だけど、たいていの日本人は、「犬放し飼いOKかな?」とか、「犬あげます」とか思うんじゃないでしょうか。・・・・俺だけ? そう、俺はその文字だけを読んだ時にまずそう思いました。でも、よく見るとその看板は犬に駐車禁止マーク(○に斜線が入っているやつね)が重ねて書いてある(写真を撮ってこなかったのを後悔してます。すんません)。このマークに気がついてからも、しばらくは理解できなかった。 で、ちょっとたってからようやく、「ああ、禁止ってこと?」と気がついた。でもその時はまだ半信半疑で、あとでネイティブの人に聞いたところ、やはりそう「free」とは、禁止という意味なのだそうだ。 気をつけてみると、タクシーなどに、「smoke free」とか貼ってある。たまにその禁煙マークなしに標語だけ書いてあったりして、知らなかったら俺はタバコ吸ってしまっていたかもしれない。危ない危ない。 勘違いどころか、まったく逆の意味にとってしまう可能性のある言葉だから、皆さんも気をつけて。 ん? 知ってた? いや、知らない人もいたはずです。 |
2004.11.07. Sunday
BUY ONE GET ONE
第78日
![]() 「BUY ONE GET ONE.」 この言葉を聞いたことがある人はいるかな。もちろんアメリカ居住経験者は知っていると思う。 「ひとつ買ったらひとつただ」という意味だ。 このサービス、本当にいたるところでよく見かける。最初はTVのテレフォンショッピングが発祥らしいが、そこから広まり、いまやデパートやスーパーにいたるまで、どこでもやっているので驚く。 「BUY ONE GET ONE HALF.」なんてのもある。正確には「BUY ONE GET ONE AT HALF PRICE.」。要するに、1つ買ったら2つめは半額、という意味。なぜそんなに同じものを買わせたいのか。 1つの商品をディスカウントするほうが、マーケティング的に優れているような気がするのは俺だけだろうか。でもこれだけいたるところで見かけるし、しかもスーパーではこの札のかかっている商品はたいていよく売れているところを見ると、やはりアメリカではそれなりに効果のある手法なんだろう。 しかし、靴屋でこれを見たときには驚いた。靴屋といってもピンきり、と思う人もいるだろうが、かなりちゃんとしたおしゃれな靴屋でもやっている。俺はこの店でほしい靴が10足はあるくらいだ。日本に持って帰るには送らなくてはならなくなるので、今のところ買つもりはないが・・(悲しい)。 でもこれ、スペースのあり余る国だから流行る手法なんだろうな。日本では流行らないでしょう(除くテレフォンショッピング)。 余談だが(とはいえこの日記全部が余談だが)、初めてスーパーでこの札の付いている商品を買った時、その商品を2つ持ってレジへ行った時はドキドキした。本当に1個ただなんだろうか、それにしては安すぎるなぁと不安だったのである。 まだクレームをいえるほど、環境に慣れていないころの話だ。結果、ただになっていた。ホントにただなんだぁと関心したもんである。 さらに余談だが、もしもアメリカのスーパーで買い物をする時に、通常よりも割引になっている商品は、必ずレシートで値段を確かめることを薦めます。店にもよるが、ひどいところだと割引商品の買い物の際、だいたい2回のうち1回は通常料金を請求されるところがある。おつりもきちんとその場で確かめて。 いまさらだけど、これはアメリカ生活の基本かも。 |
2004.11.06. Saturday
日本食スーパー
第77日
![]() ここ数日ボストンは結構暖かい。なかなかすごしやすくていい感じだ。といっても日本より暖かくはないだろうが。 今日は日本食スーパーへ買出しに行ってきた。前にも一度書いたと思うが、今回はもう少しだけ詳しく。ボストンには俺の知る限り2つの日本食スーパーがある。ひとつは家から歩いて10分程度のところにある小さな店(コンビニの半分もないくらいの大きさ)。もうひとつは電車を使ってdoor toで40分くらいのところにある大きな店(それでもコンビニくらい)である。 いつもは小さな店で済ませているが、今回は初めて大きな店に行ってみた。大きな分、仕入れも大きくて、少しは安いかなーと期待をしていたんだけど・・・。本当に少しだけ安かった。ま、多少は品揃えがましなので、よしとしよう。 ちなみに、いかに高いかというと・・・ 【食料関連】 砂糖(料理用) :約4.5ドル(スプーン印) 酒(料理用) :約3ドル(ちっこいの) みりん :約4.5ドル 鶏がらスープのもと:約6.5ドル 豆板醤 :約6.5ドル さば(1人前) :約6ドル ふりかけ :約3.5ドル ポテチ(カルビー):約3ドル(普通の大きさ) 【その他】 シャンプー :約12ドル(普通の植物物語など) 雑誌 :2.5倍 うーん、高い。 ちゃんと覚えているわけではないので、だいたいのところだが、まあこんな感じである。食料以外は日本の物を使う必要はないし、それは慣れるべきだと思うが、食事だけはねぇ・・・。 しかし、高いなぁ・・・ |
2004.11.05. Friday
POT LUCK
第76日
![]() みなさんポットラックって知ってる? 多分聞いたことない人が多いんじゃないかと思う。っていうか俺は聞いたことなかった。 今日は、プライベートレッスンの先生に、ご近所で開かれるPOT LUCKパーティに招かれた。食事持ち寄りの食事会なんだけどね。アメリカではそれなりにポピュラーらしい。俺はそういうのは全部HOME PARTYというのかと思ってた。でもホストがいるわけではないこのパーティは、ホームパーティとは違うとのこと。考えてみればそうだけどね。 先生の家は学校から車で2時間。ボストンの金曜の午後は渋滞がひどい。東京顔負けの渋滞だ。いつもは1時間ちょっとで着くところが2時間もかかった。こんなに広い土地を持っていながら、アメリカでも交通渋滞は政府の悩みの種らしい。道は広いんだけどねぇ。 それはさておき、ポットパーティ。先生の家の周りにはちょっとしたコミュニティがあって、毎週このパーティは開かれているらしい。来たい家族だけ食事をもって参加するというとてもカジュアルなものだ。 ![]() これがちょっとした市民会館みたいなもん。1階には卓球台やらビリヤード台やらあるし、2階にはでかいキッチンと食堂。これをみんなの金で建ててしまうあたり、アメリカだなーと関心した。 さて、本題のパーティ、いや食事会だけど、まあできるだけ頑張って会話に参加してきました。参加は90%ブッシュvsケリー。前に書いたけど、マサチューセッツはケリー一色の土地。みんなまだ敗戦を引きずっていて、STUPID!!! の声がなんども響いていた。 そんな中、日本の選挙制度やら首相はどうだやら多少説明してきた。ちゃんと理解してもらえたかどうかはまったく定かではないけどね。俺にとってはなんでもトレーニングだから、ま、いいでしょ。 そして食事。これだって立派な本題なんだが・・・。みなが持ち寄ったのは以下のようなものだった・・・。 (1)カレー味なのにかぼちゃとパインが入ったスープ (2)かぼちゃのマッシュ? (3)サラダボール (4)サラダボール(3より具沢山) (5)フライドライス(味なし) (6)チキンスープ (7)太麺サラダパスタ (8)ナンみたいなパン (9)アップルパイ (10)チョコレートパイ (11)クッキー みんなの前ではいわないが、やはり・・・味が・・・デザートは・・・甘すぎて・・・ま、これもアメリカ。しかたない。 食事のあと、そのパーティにいた、MITの教授と卓球をやった。見るからに理系インテリのその教授、しかも卓球とくれば負けるはずがないとだろうということで勝負した。正直、卓球にはかなり自信があるのだ。 結果は・・・負け。しかも、ぼろ負け。ビックリした。メチャクチャうまいのである。アメリカ人がこんなにうまくていいのかと思うほど。くそー。卓球くらいいいとこ見せたかったんだけどなぁ。。。 まーでもいろんな意味で、いかにもアメリカという感覚が味わえたから、とても楽しい時間を過ごせた。満足な一日だった。 |
