今日は金曜日。1週間め最後の授業になるのだけれどほとんどは、単語の説明で終わったようなもので、とても退屈だった。

学んだ単語は、自分の好きな物、嫌いな物、フランスからイメージするもの、自分の国からイメージするものの中から選ばれた。

ただひとつおもしろかったのは、フランス人である先生のサンドリンが語ったフランスのイメージだった。

彼女いわく、フランスが誇れる物は、すべて過去にある。絵画、音楽、演劇、書物、料理、建築などなど。それだけならともかく、多くのフランス人はその過去の栄華の中で生きている。しかも傲慢だ。

この意見は、私にはとても新鮮だった。なぜなら多くのフランス人はプライドが高く、自分の国をそのように、正直に認めないイメージがあったからだ。

ネガティブな話ばかりになってしまうが、そんなプライドの高いフランス人が、なぜ公共の場の美観を気にしないのだろうと、不思議に思う。

路上の放置されている犬のふんは、かなり有名な話だが、ゴミも非常に多い。それと、落書き。ふつうの落書きだけならともかく、ガラスを引っ掻かいて落書きをしてある。割られているガラスも多い。

地下鉄のプラットフォームで足下を見ると、灰色の水玉模様になっている。なんだろうとよく見ると、それは吐き捨てられた古いガムが剥がされずに残った跡だった。

(写真解説)
上段:街中にゴミが散乱している
中段:あちこちに見られる落書き
下段:地下鉄のプラットホーム。地面の水玉模様は、吐き捨てられたガム