今日も朝から大雨。1月のパリはほんとうに雨が多い。休み明けの月曜日で、しかも学校では小テストをすると、先週の金曜日に宣告されているので、少々気が重い。

日本から傘を持ってくるのを忘れ、しかも、今日までつい買いそびれている。仕方がないので、ジャケットのフードをすっぽりかぶり、前開きのジッパーを口元まで引きあげ、意を決し門をでると、雨ばかりか風まで強くふいている。おもわず前傾姿勢になり、足早にメトロの駅に向かった。

テストは、それほどシリアスなものではなかったので、なんとか授業を終えると、後の楽しみは、食べることだ。

ホストファミリーの名前はザクリさんと言う。奥さんもご主人も、料理がとても得意で毎日交代で夕飯を作ってくれる。もちろん、ホストの私達のためだけではない。

ほとんど毎晩、彼らと食卓を供にする。もちろん、もしそれがいやだったら、外に食べに行ってもなにも問題はないのだが、おいしい手作り料理を拒否する理由なんてどこにもない。

今夜は、ムッシュザクリが料理する日だ。
メニューは、
1:魚のスープ。そのスープのクルトン用に、輪切りにして、かりかりに焼いたフランスパン
2:メイン料理のミンチ肉とハムのグリルに、ナスのソテー添え
3:茹でたフランスの黄色い豆Haricot Beurre(「いんげん」に似ている)
4:グリーン野菜とトマトのサラダ
5:デザートはフルーツ入りヨーグルト
これに、毎晩ワインが付く(トレビアン!)。

ね、レストランに行く必要がないことが、おわかりいただけるでしょう。ただ、難点は、3週間後の私のウエストサイズがどう変わっているか…かな。

(写真解説)
上段:ホストファミリーのザクリ夫妻
中段左:メインディッシュとワイン
中段右:サラダ
下段左:ムッシュザクリのクッキング風景
下段右:私の部屋から見た、雨景色