アメリカ西部５州政府観光局がおくる、大自然、歴史、観光スポットなど、アリゾナ州の魅力満載のメディアリリース！

ルート66が役目を終えた年

一方で、技術の進歩に伴い、ますます車が便利な輸送手段となるにつれ、交通量が増え、ルート66は車が走る道としては狭すぎて、事故が多発するようになりました。1956年にインターステート・ハイウエイ法が布告され、かつては荷馬車が行きかう道の多くが、複数の車線を備えた町と町とを直線で結ぶインターステート（国道）へととって代わられるようになりました。1985年には、アリゾナ州のウィリアムで国道40号線（I-40 ）とつながり、I-55、I-44、I-40、I-15、そしてI-10とルート66に代わる国道のルートが完成し、ルート66はアメリカ中西部から西部を結ぶ、大動脈としての役割を終えたのです。

アリゾナ州とルート66

今もなお、ルート66の面影を味わえる場所はアリゾナ州内を初め各地で見ることができます。グランドキャ二オンから64号線を南下するとウィリアムズ（Williams）という町にでます。そこから西へ行くとセリグマン（Seligman）があります。セリグマンからキングマン（Kingman）までは並行してI-40も走っていますが、昔のままの懐かしいルート66の道を走ることができます。特に、ウィリアムズ（Williams）の町はルート66が繁栄していた頃のままの姿で残っています。古い町並み、車、ギフトショップ、レストランなどがあり、懐かしいソーダファウンテンのあるTwistersがあります。

また、セリグマンもルート66の名残がある町で、ルート66の保存の貢献したエンジェルおじさんの床屋（今はギフトショップ）は、ぜひ立ち寄っていただきたいところです。

ここからは実際にオリジナルのルート66を西へ140km（１時間半）、キングマンの町へ向かいます。ここにはルート66の博物館があります。この道を走りながらラジオのFM96.7にあわせると、昔懐かしいメロディーが次々と流れ、旅をいっそう楽しくしてくれます。