NHK-BSは何故こっちのカードを放送するのかと思ったが、なかなか面白かったでござる。
2016.01.21
U-23アジア選手権、昨夜はグループステージの最終日、グループDの最終戦。ここまで3位のオーストラリアが、ここまで首位のヨルダンと対戦する試合を見たいぞ…と思ったが、NHK-BSのチョイスは、3位のUAEと最下位のベトナムの一戦。おいおい、なんで必死になるはずのオーストラリアの試合をやんないんだーと思ったが、既に2敗して今大会からの敗退が決まっているベトナムが奮闘して、なかなか面白い試合を見せてもらった。
ベトナムの監督は、ご存じのとおり三浦俊也氏。三浦氏らしいチームづくりも随所に見られ、やはりそこはかとなく日本テイスト。スピーディでパスワークもなかなか。日本のチームより縦や大きな展開やドリブルも交えた攻撃で、なかなかいいんじゃないか。とはいえ、(そこも日本と似てるかもしれないが)最前線にタレントが不足してるんで。それと、ゴールキーパーやディフェンスラインの質がちょっと。この試合、UAEを相手に2度リードするも追いつかれ、最後はとうとう逆転されて惜しい試合だった。
で、オーストラリアは結局ヨルダン相手にスコアレスドローで敗退決定。今大会のオーストラリアの攻撃じゃぁ、なかなかゴールを奪うのは難しいだろう、そりゃ。
最終的にグループDは、1位がUAE、2位がヨルダンということに。日本は明日、イランに勝てば、UAEとイラクの勝者と26日に対戦(セミファイナル)することになる。それに勝てば(=ファイナル進出を決めれば)オリンピック出場権も手にすることができる。UAEの試合を見た限りでは、そこは普通にはイラクが勝つだろうと思うが。だから日本がイランに勝てば、次(セミファイナル)はイラクとの対戦になる可能性が高いんじゃないか。
ノックアウトラウンドのトーナメント表は、日本の入ってる山ではない方のセミファイナルはカタールVS韓国か。
まぁね、世界大会への出場権を争う大会が一発勝負というのは、適当ではないんだけどな。ま、そこはこの大会をオリンピック最終予選と(いうことのみにフォーカスして)とらえてるかどうか、ということもあって、、、日本のメディアは言うまでもなく、そのとらえ方、伝え方だが(番組としてもオリンピック最終予選という番組設定)でも実際には紛れもなく、あくまでU-23のアジア選手権なんであって。ヨーロッパとかもこの種の大会でもって付随的に(?)オリンピック出場権を争う(付いてくる)ことになってるが、ヨーロッパとか南米でのオリンピックの扱い、重要性と、日本およびアジアでのそれとは全く違うんで。先日のスカパーの「日本代表スペシャルアーカイブ」(2008年7月のアルゼンチンとの壮行試合の放送)で、当時の反町監督がコメンテーターを務めていたんだが、反町氏の話の中でも、ヨーロッパのクラブなんてオリンピックのことなんぞ頭の中に無い…みたいなことを言ってたが(何なんだ、その大会は…と、当時、森本が所属していたクラブの監督に言われたとか)そんな扱い、ステータスなんだろ。だがアジアは違うんで、やはり(力量を反映しやすい)ホーム&アウェイのリーグ戦でもって(アップセットの起こりやすい一発勝負のトーナメントではなくて)正しく「アジア代表」を選んだ方がよいと思うぞ。
…ま、それだと中東が近年結果的に後塵を拝してきた形なんで、それもあって、こういうレギュレーションに持ち込んでんだろうけど。
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