ユーロのファイナル。
2016.07.12
一昨日閉幕したユーロ(ヨーロッパ選手権)…ポルトガルVSフランスのファイナルだが、いろんな要素で結構盛り上がってるんだけども、反論あるかもしれないが、内容的には私にはちょっと、、、というところではある。試合前の予想として、ポルトガルは守備的に臨んで120分を戦うことも念頭に置いていることも想定されたし、フランスの攻撃のキーマンに対してマンマーク的に応対することも予測の範囲内。それに対するフランスのイマジネーションがイマイチの感もしつつ、、、とはいえ、決定的なゴールチャンスが何度もあり、それらをゴールキーパーのファインセーブで凌ぐ展開(それが1つでも決まっていれば全然違う試合展開になってたと思うが)で迎えたクリスティアーノ・ロナウドの負傷交替。
ロナウドに替わってクアレスマが入ると、ポルトガルは4-4-2から4-1-4-1のフォーメーション・システムに変更。ガッチリとこう着した展開に持ち込む。後半に入るとフランスはコマンを投入するなど、4-4-2のフォーメーション・システムにして攻勢をかけるが、ポルトガルも状況では4-3-1-2の形に見えたり4-3-3に見えたりする可変型で応戦、90分をスコアレスで終えて延長戦へ。延長戦に入ると、インターバルが1日短いフランスに疲れが見えるようになり、ポルトガルのエデルのドリブリングからのショットが突き刺さり、とうとうポルトガルがゴールを奪ってしまう。エデルの見事なゴールだったけれども、あそこでフランスの最終ラインが棒立ちだったですね。
というわけで、ポルトガルが初優勝。どうもヨーロッパ選手権は伏兵が優勝する傾向があったりする。とはいえ、4-1-4-1のフォーメーションにしてからのポルトガルの可変型の応対力は私にはとても印象に残り、日本のチームがああいう応用が試合の中で自在にできるようになるには、まだまだ相当なステップが必要だな、と。そもそも日本のチームは、どのカテゴリーでも、まだ4-1-4-1を使いこなせた例はないよなぁ。ちなみに、ポルトガルの監督はフェルナンド・サントスで、2014年のワールドカップではギリシャの監督であり、日本との対戦で(レッドカードにより)10人での戦いを余儀なくされながらもスコアレスドローに持ち込んだ監督。あの試合は日本代表チームの不甲斐なさがを嘆く声(批判??)が日本国内で強かったが、でもまぁ、そういうことをやってのけられる監督っつうことですよ。そういう監督・コーチでないと、ユーロのファイナルで大黒柱のロナウドを前半途中で欠いてもこんなチーム・パフォーマンスをオペレートできないでしょうよ。
しかし、負傷したロナウド、、、テクニカルエリアに出ずっぱりで…ダメだよ、ありゃ。第4審判も下げなさいよ(笑) それもスーパースターの威光ですかね。優勝が決まった瞬間、フェルナンド・サントス監督を嬉しさのあまりド突きまくってましたけどね(笑)
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