なでしこ、"She Believes Cup" 第2戦。

日本時間早朝、ブラジルとの対戦。またスタメンを結構入れ替えて臨んだが、アメリカ戦ほどのスピードやプレッシャーは無い相手なので、ボールは持てる展開。ただ、日本はやはり中盤の構成力が生命線でもあり、ここがリズムを失うと、攻めていてもセカンドボールを収められないし、相手のターンになってもビルドアップができないという、、、そういうのをあらためて感じた次第。

なので、キックオフ直後はいいペースだったが、一度ペースを奪われると結構押し込まれる展開に。それでも前半終了間際に籾木のループシュートで先制。籾木は高さが無いんだけれども、技術は安定してるわな。
後半に入って、ゴール前でギリギリのクリアの場面が続き、バイタルでスクリーンも作れずにとうとう同点に。その直後(この大会のレギュレーションだから可能なんだが)一気に4枚替えを敢行。ま、元々これくらいは入れ替える予定だったんだろうが(ターンオーバーしながら…の大会だから)早めの60分あたりという時間帯からして前倒ししたのかも、しれないな。
さらに中盤センターに杉田も投入し、そういう交替が功を奏したか(ブラジルは選手層が薄い感じだし)籾木のアシストから(その前の遠藤の視野の広い展開も普通によかった…)小林のフル代表初ゴール、長谷川の素晴らしい切り替えしからのファインショット(籾木のノールックパスから)で3-1で終了。ちなみに追加点2つの場面とも杉田がフィニッシャーに極接近、、、試合を決める段階だから中盤センターのこの上がりは当然というか、イイ動きと意思だが、杉田自身もゴールが欲しかっただろうな。
スコアでは快勝だが、内容的には全く逆になった可能性もあった試合。それでも、技術のある選手たちが、国際試合で相手のコンタクトに対して巧みな身体の入れ方やアジリティですり抜けたり、悪くてもファウルを獲得するプレーができるようになってきているのは進化といってよいだろうか。もっともこれは、チームとしてのトレーニングの成果なのか、選手個々のスキルアップによるものなのか、ちょっとわからんね。

今回初召集の選手に大いに使えそうな選手も居るが、なんにしても中盤の構成力をどう高めるのかキープするのか、そこがあれば結構イケルんじゃないか。今大会に呼んでない選手も居るしな。

ところで、相手の強いボディコンタクトに日本選手が吹っ飛ばされたシーンで、この試合のコメンテーターの1人が反射的に(?)体幹が云々…と言っていたが、まぁ体幹も関係ないとは言わないが、ありゃシンプルにパワーやフィジカルの問題だろう。なんでもかんでも体幹だとかインナーマッスルだとか、単純に、反射的に反応してしまうのが目に付くんだよなぁ。素人もそうでない人も含め。最近でも地上波TVの何かのバラエティ番組で、出演者のそういうシーン(発言)を目(耳)にしてズッコケましたよ。
もうちょっとだけでも区別したり、ちょっとだけでも深い感覚や思考を持ちませんかねぇ、、、と思いますね。

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