こんな臨機応変の可変システム、堅守を続ける展開からセットプレーでゴールゲット…なぁんて戦いができるのはいつのことだろう。

ミッドウイークのチャンピオンズリーグ Round16 から、アヤックスVSベンフィカの2ndレグ。
1stレグは2-2で終えて迎えたアヤックスのホームでの2ndレグ。
試合の方は終始アヤックスが攻勢を仕掛ける展開で推移したが、ベンフィカは堅守で対応、、、決定的なシーンは作らせず、時折見せるカウンターの気配、そしてボールが切れた状況では前線に人数をかけて攻撃姿勢を見せる攻防を見せ、そして注文どおりのセットプレー(フリーキック)を獲得し、これをヘッドで合わせてゴールを捻じ込む、、、という絵に描いたようなマネジメント。
こう書くと、いわゆるアンチフットボールっぽい表現になってしまうかもしれないが、アンチフットボールなんかでは全然ない。
ベンフィカの可変システムに90分間大いに感服し堪能させていただいた。

基本的には4バックなんだが、最終ラインに中盤底が入って5枚の最終ラインになったり、6-4-1の形をとったり、4-1-4-1の形をとったり、アヤックスの選手に対してマンマークというわけではないが、とにかく自由にさせずに誰かが行く…そしてカバーリングも万全、、、という実に臨機応変で、かつ、目まぐるしく可変するシステム。
あらためて90分間もう一度見返してみたいくらい。

しかし、ナショナルチームにしてもクラブチームにしても、日本のチームでこういう戦い方、試合のマネジメント、ピッチ上での可変、、、しかも試合前の戦術設計だけじゃなく、、、これができるようになるのは一体いつのことだろうな。
そんなことをシミジミ思いながら拝見しましたよ。

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