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2ndセッション終了
第55日 

昨日、今セッション(4週間)のファイナルテストがあり、俺の2つめのセッションが終了した。結果としては今回も一応レベルアップができるとのことなのだが、例によって英語力向上の自覚がまるでも持てないでいる。

生まれてこの方、生きるためには日本語しか使ったことがない俺が、2か月で英語が話せるかといえば、そんなことはないと思えるが、でもこの自覚のなさにもへこむなぁ。


そんな俺に、フリスビーに誘ってくれる先生が声をかけてくれ、フリーのトークセッションに参加してはどうかと薦めてくれた。これは別に学校で主催しているものではなく、町の図書館などで行われるもので、誰でも参加できるそうだ。参加者もネイティブスピーカーばかりだそうで、最初はきっとまったくしゃべれないだろうとのこと。

でも回を重ねれば話すこともできるようになるのではないかというだが・・・。語学は頑張ってどうにかなるものでもないと思うが、本当の環境に触れている時間は長いに越したことはないだろう。近いうちに学校の外の活動を始めないといけないと考え始めました。

というわけで、カルチャースクールも物色中。

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返品カウンター
第53日 

俺の部屋にはテレビがない。シェアメイトの部屋にはテレビの線が通っているのに、俺の部屋にはないのだ。これだけが唯一この部屋の不満なところ。テレビは英語をずっと聞いているのにすごくいいアイテムなのに・・・。

ま、いってもしかたないので、ラジオを買うことにした。アパートの近くにはベストバイという日本でいうビッグカメラみたいな家電用品店があるので、そこへラジオを買いに行きました。

「返品カウンター」
すでに何度か行ったことがあったけど、今日気がついたことがある。返品カウンターだ。アメリカでは、返品は当たり前のこととして受け入れられているらしい。これは本で読んだことなんだけど、アメリカではクリスマスプレゼントには必ず返品用レシートというのをつけるという。

知ってた? これ、値段のないレシートらしくて、これをもっていくと返品が可能という代物。こっちではプレゼントでも気に入らなければ返品してしまう文化らしいんだ。返品が当然のこととして受け入れられているのはいいことだけど、プレゼントまで・・・。アメリカっぽいといえば、そうなんだけどね。

そのくせプレゼントをあげるときには決して「つまらないものですが・・・・」などといってはいけない。そんなことをいうと、なんでそんなものをくれるんだ? と訝しがられてしまうんだ。

だから、「きっと気に入るはずだと思う」とかなんとかいいながら渡すことになるんだけど、結局気に入らなければ返品行きなのだ。

日本人にとってはなんとも不思議な文化だよなぁ。

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銀行ATM
第52日 

今日は銀行に行ってきた。ホームステイには2セッション(8週間)分いる予定だったので、1セッション(4週間)分のキャンセル代を銀行のチェック(小切手)でもらったからだ。

そのチェック、紙切れである。当然換金するのは窓口へ行かなくてはならないと思っていたら、ATMで預けられるのである。別にバーコードがついているわけではないので、自動認識できるわけではない。要は自分で打ち込んだ金額を信用してくれるということなのだ。これには驚いた。

しかし、いくらなんでもこれでは、もしチェックを落としたら他人が利用できてしまうではないか。ということで、先生に聞いてみた。そしたら、ATMに預けたときは確かにレシートを自分で打ち込んだ金額で出すけれど、後でチェックした時に口座と異なる宛先のチェックだった場合は連絡が来て、デポジットは無効になるとのこと。

ま、確かにこれだけチェックが流通しているとATMでも使えないと不便は不便だけどね。紙幣でない紙が機械で金と認識されると、なんとなく違和感があるもんだよ。

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語学学校の先生
第51日 

前にフリスビーに誘ってくれた語学学校の先生が、また誘ってくれたので、今日はフリスビーをする予定だった…。

ところが、今日は10月の第2週目の月曜日。アメリカは休日。コロンバス・デー(Columbus Day) という。この先生の説明によると、この日はみんなが知っているコロンブスがアメリカを発見した日だという。

ただ、先生はこの休日に反対していた。アメリカ大陸を最初に発見したのはコロンブスではないのに、コロンブスがヨーロッパ人ということで、ヨーロッパ人に最初に発見された日として、この日が祝われている。それが気に入らないという。

つまり人種差別が含まれた祝日なんだそうだ。アメリカにはこの手の話は枚挙に暇がない。
でもいわれないと気が付けないことが多く、根深い問題なんだと思わされる。

ちなみに、アメリカ大陸が名づけられた由来はなぜかコロンブスではなく、その300年後に探検したアメリゴ・ベスチニというイタリア人なんだと。何でかはその先生も知らないそうだ。

そう、それで休日だからなんなんだ。ということなんだけど、フリスビーはだいたい毎週月水の午後6時から同じ場所で、参加できる人が集まってやっている。だが、休日だとみんなフリスビーに来ないかも知れないというのだ。そして実際誰もいなかった。

でも休日だからやってないって逆のような気がするのはきっと日本人だからなんだろうな。平日の午後6時には遊ぶけど、休みの日は遊ばない。なんともアメリカ的である。

そのまま帰るのもなんなので、その先生を含めて飲みに行きました。そのpubで、彼らの給料を聞いてしまったんだ。

彼らの給料はなんと、時給にするとアルバイトに毛が生えた程度(吉野家バイトの1.5倍??)。保険もなし。と、トンでもない悪条件で働かされていたのである。そうかと、合点した。

先生によってはまったくやる気のない人もいる。確かにそんな給料ではやんちゃな語学学校の連中をなだめながら授業をするのもやってられんと思うかもしれない。しかしこれは大問題だ。俺らは決して安くない授業料を払っているのに、先生へのペイが悪くて授業の内容が
悪いかも知れないなんて・・・。わかっちゃいたけど、ものすごい営利主義で動いているんだなぁと改めて実感させられた。

しかしなんでこんな条件で働くのかというと、英語の先生をフルタイムで雇用する機関は少ないんだそうだ。俺の学校はフルタイムで雇っていて、悪条件でも長く先生をする人もいるんだって。

俺がその先生に、

「日本で2年くらい働くといいよ。きっと儲かるよ」

というと、先生は

「それは考えてる。でも実際日本に行った友達にいわせると、日本に行くのは黄金の手錠をかけられる感じなんだと」

まあつまり、日本語が不自由なだけに生活は不自由に感じる、と。でも我慢すればその黄金は手に入る、と。なんだかなぁ。自分でいっといてなんだけど、馬鹿にされている感が否めない。日本全体が英語コンプレックスの塊みたいなもんだからな。しかたないのかな。

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弾丸ツアーtoナイアガラ(その三)
第50日 

8日の夜12時に着いて、10日の朝2時に出発した。午前2時って朝じゃないよね。つまり移動時間20時間、滞在時間26時間の旅。

弾丸ツアーと呼んでもいいでしょ? 要約すると、車、滝、滝、滝、車、ポリス。という感じの旅だった。

ん? ポリス? そう、ポリス。はい。捕まりました。スピード違反で・・・・・・・・・・・・・(泣)。車2台で行っていて、2台とも・・・・・・・・・・・・・(泣×2)。


最後にみそがついてしまった。まあ、みんなで事故よりましだと慰めあいながら帰りました。朝日もきれいだったし、嫌なことは忘れてしまおう。

でも、俺は自然の偉大さを感じるところが大好きだから、ナイアガラは本当に感動だった。弾丸ツアーやった甲斐はあったと思ってる。滝はぜひ死ぬまでに一度は見ておくといいと思う。でも車でいかんでもいいね。捕まるし・・・(笑)。

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