なんとも高度な技術・スキルのPK戦。

今朝のコンフェデ、スペインVSイタリアはスコアレスのままPK戦に。このPK戦がまた、双方世界最高レベルのゴールキーパーに対して全くミスのない、ことごとく決めていくという芸当で…

普通はお互い5人ずつの中で一人くらいは失敗するものだが、どれもゴールキーパーに全くチャンスがPKで。どれも分析して研究したいくらいだ。もちろん、メンタルも。メンタルも単なる強さだけじゃない、うまく余計な力が抜けている。抜け切っていない感じの選手もいたように思われるが、それでもテクニックとメンタルでもって軽々と決めて見せる。ま、ようやく7人めで一人失敗してクローズとなったんだが…こういう凄さを伝えないといけないし、見る方もわかるようにならないと。フットボールファンでなくても。ただ、結構その辺は、旧メディアが考えているよりもフットボールファンでない層の方がも目が肥えてきてるぞ。旧メディアは侮らないことだ。
PK戦だけじゃない。キックオフ直後から特に前半は研究材料や教材になるような応酬で、こういう試合を見ないことにはレベルアップや成熟は望むべくもないだろうな。スペインのパスワークとポゼッションに対抗してイタリアは3バックで臨んだが、その3バックの守備網を敷いた時の配置やバランスもなかなか素晴らしいし、攻撃への切り替えも、逆襲を受ける時の対応も見事。攻撃では、サイドで作って逆サイドでフィニッシュを図るという、日本代表が取り入れた方が(もっと精度を高めた方が)よいようなモデルを示してくれていた。スペインにしても同様。イタリアの最終ラインの裏を突かせまいとする守備網に対して、サイドチェンジやイニエスタのドリブルを交えながら攻略にかかる。またじっくり見てみよう。でも、これくらいのことは日本チームでもやれるはずだ。相手が伝統国の時にそれを十分発揮できるかどうかはともかく、でもやれるはず。
まぁ今大会、日本チームには攻撃的に行って欲しいという声が多い反面、そりゃそうだが守備があまりに弱いのをどうするんだ??みたいな意見も出てきたり、だからね、結構進んできておりますですよ、一般大衆は。

さて、TBS地上波だけでなくNHK-BSでもライブ中継された「なでしこ」の一昨日のイングランド戦、明日午前にNHK-BSで再放送があるんで、見逃した方はどうぞ。

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