ACL…大阪ダービー。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の Round16一発勝負のガンバ大阪VSセレッソ大阪は、Jリーグの試合とはまた違った緊張感ある90分で、両チームとも高い集中力を保った試合で、とても興味深く見させてもらった。

セレッソの目論見どおりの展開だったと思うが、それでもガンバも持っている攻撃幅を駆使してゴールマウスをこじ開けにかかっていたが、前半と後半で選手交替を交えてのクルピ監督の采配は素晴らしいと思う。先週末のJリーグの川崎フロンターレ戦でもそうだった。ガンバはケガ人続出によるやりくり苦労もあったろうが、それは関係ないと思えるような監督采配の差が出ていた気がする。ガンバは、打つであろう「手」がほとんど見えてしまっていたというか。こういう一発勝負になった時のブラジル人監督の現実路線は、まあ定評のあるところだ。かと言って、スペタクルを排除してしまったわけではない。
決勝ゴルは、右サイドバックの元フォワードの高橋大輔のファインゴールだった。右サイドの角度のない所からの美しく強烈な一撃だったが、ちょっとガンバのゴールキーパーの藤ヶ谷がなぁ…この他にも不安定なシーンがあったし。しかし高橋大輔、ほとんど注目されてないかもしれないが、相当高い能力がありアドリブやトリッキーなワザも利くのある選手だと思って大分トリニータ時代から見ていた。延長戦突入かと思われた終了間際のゴールだけに、インパクト大きい。
さて、これで日本勢が潰し合ってしまった。今夜は名古屋グランパスと鹿島アントラーズがアウェイ(ともに韓国)でRound16 を戦う。両方とも勝ち上がってもらいたいもの。

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