「ワールドカップ」で優勝してしまった。

2011.07.18

U-20とかU-17のユース世代のワールドカップはともかく（女子ワールドカップではあるが）「フル代表」の「ワールドカップ」と称する大会で、生きているうちに日本チームがカップを掲げる瞬間を見ることができるなんて、思ってもみなかった…ありがとう。

女子ワールドカップ、アメリカとのファイナル、試合序盤から攻撃面ではパワーを活かして押し込んでこられて危ないシーンが続き、守備では最終ラインと中盤をコンパクトにして日本のパスワークを封じてくるアメリカに思うようなパフォーマンスを発揮できず…こりゃぁアトランタ・オリンピック（1996年）のブラジル戦のような勝ち方しかないかもな、と思ったり…ま、ぶっちゃけ守り倒してラッキーなチャンスをモノにする、と。
前半はスコアレスで切り抜けたが、普通に0-3とか0-4になっていてもおかしくなかった。後半にとうとう、攻め込んだところをボールを奪われてロングフィードから先制され、しかし約10分で追いつく、、、宮間の技術の高さを見せるアウトサイドでのスライディングシュート（あれを簡単に「押し込んだ」などと言わないでくれ、TV各局）…ここまでは、まだ何とかしてくれそうな気も少ししていたが、、、延長戦、延長前半終了間際に追加点を奪われてしまう、、、あの場面、クロスを粘り強くはね返していたが、やや意表を突かれた感じでゴールライン際までドリブリングで侵入されて、ちょっとマークが外れてしまった…これはさすがに万事休すかなぁ～と思いかけなかったと言えばウソになる、、、ところがところが再度追いつく、、、澤の得意のニアに走り込んでアウトで点で合わせるシュート、、、凄い。PK戦、アメリカのゴールキーパーがソロだけに不利だろうと普通に思われたが、日本のゴールキーパーの海堀がスーパーセーブをしてしまうなんて…特に1本めのセーブが信じられない…結局アメリカは3本も失敗してしまうという信じられない展開。逆にソロはこの試合とPK戦で、これまで見たことのないような弱点をさらけ出したかな。

優勝してしまった。世界チャンピオンだ。
ありがとう、なでしこ。

明日朝に帰国するそうだが、エコノミークラスじゃなくてビジネスクラスに乗せてあげるか、それかチャーター機を用意してあげなよ、日本サッカー協会殿、小倉会長殿。それだけのことをやってのけたんだよ。

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