永井謙祐のなかなかのシュートセンス。
2011.08.08
U-22に宇佐美は召集しなかったんだってね。昨夜のバイエルン・ミュンヘンの開幕戦でベンチ入りしてた。ベンチ入りさせる場合は召集お断り、という回答がバイエルンからあったそうだ。
ま、それはそれでよいのだが、開幕戦だから(いろいろなことから)ベンチ入りさせたってことなのかどうか…その辺は次戦以降わかること。
昨夜のJリーグ、名古屋グランパスVSジュビロ磐田では、永井謙祐が途中出場で決勝ゴル。名古屋グランパスではこれまでACL(アジア・チャンピオンズリーグ)ではゴールをあげているが、Jリーグではこれが初ゴールになる。っていうのが意外なほど、我々は昨年秋のアジア大会とU-22のテストマッチなどで結構多く永井のゴールを見てきた感覚があるよね。永井と言えば、そのスピードがもちろん一番大きいところだが、そのスピード故、ゴールキーパーと1対1になるシーンが多いわけで、そこでなかなかのシュートセンス、フィニッシュのスキルを持っていると思う。昨夜の試合では、相手ゴール左のやや角度のない位置でゴールキーパーの川口と1対1になり、逆サイドに浮かせてボールを沈めた。関係ないが、川崎フロンターレの小林悠がセレッソ大阪のキム・ジンヒョンに止められたのとは、やはりちょっと違うか…必要な技術はもちろんだが、やはりスキルの賜物だろう。練習してても本番ではなかなか出ない(出せない)もの。しかし、こういうスキルというかセンスを実況中継では「落ち着いて決めた」と必ず言う(「落ち着いて決めた」としか言わない)のだが、そういう判で押したような表現は何も伝えてないじゃないかと毎度思っている。永井についてもスピードだけでなく、こういうスキルに卓越している風なところも伝えられないようじゃぁ話にならない。
永井も今後めちゃくちゃプレッシャーのかかるビッグマッチで同様のシーンに、どれくらいの確率でゴールマウスにボールを沈めることができるだろう。時には失敗することもあるだろうが、日本には珍しい、そういうスキルを持った選手なので、例えばフィリッポ・インザーギやラウール・ゴンザレスのように巧みにフィニッシュを決めてくれると、日本代表としても大助かりだ。
ところで、かつては黄金期を築き、その後長らく世代交代で苦しんできたジュビロ磐田だが、今シーズン新加入した3人の大卒ニューカマーの積極的起用で、見ていて結構興味深い試合内容。その3人とは、山田大記、金園英学、小林裕紀。元々技術やクオリティの高い選手揃いのジュビロなのにイマイチの戦績が何年も続いてきたが、今シーズン後半から来シーズンにかけて、さらに面白くなるかもしれない。
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