『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』制作スタッフの日替わりブログ

Traveler’s High[トラベラーズ・ハイ]

最高のフォトグラファー
今週の日曜日は
『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』の撮影は、LADYWEB.ORGの編集長でもある西山奈々子先生ですが、この方と私はもう20年近く一緒に仕事をしてきています。
最初は小学館発行のCanCamというファッション雑誌で仕事がスタートし、その後はOggi、Domaniといった雑誌でも仕事を組むようになりました。(奈々子先生は、現在もDomaniで連載ページの撮影を続けています)
私はプロデュースおよびライターとして、雑誌で多くのフォトグラファーと組んできたのですが、奈々子先生ほど相性の合う方はいませんでした。
まず、とにかく内容についての飲み込みが早い。撮影が早い。それなのにクオリティが素晴らしい。
奈々子先生のスタジオ撮影では、他のフォトグラファーの方の半分以下の時間で撮影が終わります。これが海外撮影となると、さらにその能力が際立ちます。他のフォトグラファーの方の5分の1のスピードといっても過言ではありません。

海外撮影は、ほとんどの場合、時間に制限があります。ゆったりとした環境の中で、セッティングをしたり何度も撮り直しをしたり、などということはまずありません。
数カットをおさえたら、次の場所へ……という感じで1日のうちに10か所まわることも珍しくはないのです。
さらに海外撮影では、現地の天気に左右され、モデルのコンディションに左右され、交通機関やコーディネートのトラブルで待たされたり……などの要素が加わり、予定通り撮影を終えるのは、本当に大変なことなのです。
ところが、この奈々子先生は、私との60回を超える海外撮影の中で、これまで予定通り撮れなかったことはただの一度もありませんでした。瞬時に状況を把握し、臨機応変に対応する驚異のスピード……という能力もさることながら、「一日中雨だったのに、撮影のときだけ晴れた」……とか、「その地域は台風なのに、撮影で移動している間中、ちょうど台風の目の中にいた」などという、ミステリーな能力もあるのです。

今回の『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』でも、アメリカでの撮影は全3回、延べ45日間行いましたが、その間、天気やトラブルによる撮影の延期は一度もなく、信じられないほどスムーズに終えることができました。たぶん他のフォトグラファーだったら、こうはいかなかったでしょう。
そうそう、いちばん肝心なこと。奈々子先生が何よりも素晴らしいのは、スピードやお天気を呼び寄せる能力ではなく、「現場の空気感を伝える力」です。ゲームに登場するモデルさんたちの生き生きした表情を見ればユーザーの皆さんもおわかりかと思いますが、自然に、そして力強く表現してくれるのが奈々子先生なのです。

空港で撮影
Episode0、空港で撮影中の奈々子先生とモデル

セドナで撮影
Episode1、セドナで撮影中の奈々子先生とモデル


| 以上、現場からでした! | 02:11 AM | comments (2) | trackback (0) |

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