2008.06.09 Monday
今週の月曜日は
タレントの岸部シローさんが公園のベンチでゲームをしていると、ノラねこが岸部さんのひざの上にのろうとして結局はやめてしまう映像に「金はないが時間はある」というコピーをかぶせた、なかなかシュールなCMを見たことがありますか?
岸部さんのギャラはどのくらいだったのか個人的に興味がありますが、このCMそのまま現在公開中の『世界遺産5つの謎・episode 2』にもあてはまると思いませんか。テレビCMのほうは無料でゲームができるという内容で、特に賞品や賞金が当たるというわけではなさそうですが、こちらのほうは海外旅行をはじめ豪華な賞品が当たるという楽しいおまけ付き。お金がない人もあり余ってる人も、無料のゲームを楽しんで、どしどし賞品をゲットしてください。
まもなくEpisode3が公開です!
Episode3の頭に登場するワンちゃんたちです。実はEpisode2にも地味〜に登場していたのですが、ご存知でしたか? Photo by Nanako Nishiyama
岸部さんのギャラはどのくらいだったのか個人的に興味がありますが、このCMそのまま現在公開中の『世界遺産5つの謎・episode 2』にもあてはまると思いませんか。テレビCMのほうは無料でゲームができるという内容で、特に賞品や賞金が当たるというわけではなさそうですが、こちらのほうは海外旅行をはじめ豪華な賞品が当たるという楽しいおまけ付き。お金がない人もあり余ってる人も、無料のゲームを楽しんで、どしどし賞品をゲットしてください。
まもなくEpisode3が公開です!
Episode3の頭に登場するワンちゃんたちです。実はEpisode2にも地味〜に登場していたのですが、ご存知でしたか? Photo by Nanako Nishiyama
2008.03.29 Saturday
今週の土曜日は
所用があって広島県の福山市というところへ行ってきました。予定より早く用事が済んだので、仲間由紀恵がCMをやっている日本三景のひとつ、安芸の宮島まで足を伸ばし、世界遺産の厳島神社へお参りをすることにしました。JRの最寄り駅で下車し、そこから宮島まではフェリーで10分ほど。次第にお馴染みの海中鳥居が大きく見え、なるほど世界遺産だけはある……と感心しているうちに、フェリーは宮島に着岸。
ところが下船してびっくり。地元の人には失礼ですが、子汚い鹿がウロウロしていて「ここは奈良か」と思わず突っ込みを入れてしまいました。そして、厳島神社に向かって歩いていくと、狭い参道の両側に、名物もみじまんじゅうやあなご焼きの店がびっしりを軒を並べています。なんだか江ノ島に来たみたいです。さて、ようやく参道を抜け厳島神社に到着したけれど、なんだか感動しない。なぜ?
確かにテレビCMと同じ海に浮かぶ廊下や神社の本殿は素晴らしい。でも、海はあまりきれいじゃないし、ゴミがプカプカ。神社はどこでもそうですが、お賽銭箱があちこちにあったり、お守りやおみくじを売っていたり。ま、それはいいのですが何か違う。私は考えました。そう、俗化しすぎているのです。とても世界遺産の厳かな雰囲気はないし、観光客は文化財を守ろうという気なんかさらさらなくて、はっきりいってガッカリしました。
以前、同じ広島にある原爆ドームを見学したときには、市民みんなで世界遺産を守り後世に伝えようという気持ちが伝わってきました。もちろん、原爆ドームの前でピースサインをして写真を撮り合っているバカップルもいましたが、宮島よりよほどマシでした。同じ広島県なのにね。
その点、アメリカの世界遺産はどうでしょうか。もちろん、観光地化したり俗化している所もありますが、日本ほどではないような気がします。世界遺産に対する考え方が違うんでしょうね。かたやせっかく世界遺産に指定されたんだから、この際、景観を壊してでも金儲けしてやろう、という日本式の考え。かたや、世界遺産は後世に残さなければならない「人類の宝物」という欧米式考え。みなさんはどう思いますか?
ところで、このブログは毎週ではないですが、たまに書き込みをさせていただくつもりです。ここでお別れはしませんので、改めましてこれからもどうぞよろしくお願いします。
ところが下船してびっくり。地元の人には失礼ですが、子汚い鹿がウロウロしていて「ここは奈良か」と思わず突っ込みを入れてしまいました。そして、厳島神社に向かって歩いていくと、狭い参道の両側に、名物もみじまんじゅうやあなご焼きの店がびっしりを軒を並べています。なんだか江ノ島に来たみたいです。さて、ようやく参道を抜け厳島神社に到着したけれど、なんだか感動しない。なぜ?
確かにテレビCMと同じ海に浮かぶ廊下や神社の本殿は素晴らしい。でも、海はあまりきれいじゃないし、ゴミがプカプカ。神社はどこでもそうですが、お賽銭箱があちこちにあったり、お守りやおみくじを売っていたり。ま、それはいいのですが何か違う。私は考えました。そう、俗化しすぎているのです。とても世界遺産の厳かな雰囲気はないし、観光客は文化財を守ろうという気なんかさらさらなくて、はっきりいってガッカリしました。
以前、同じ広島にある原爆ドームを見学したときには、市民みんなで世界遺産を守り後世に伝えようという気持ちが伝わってきました。もちろん、原爆ドームの前でピースサインをして写真を撮り合っているバカップルもいましたが、宮島よりよほどマシでした。同じ広島県なのにね。
その点、アメリカの世界遺産はどうでしょうか。もちろん、観光地化したり俗化している所もありますが、日本ほどではないような気がします。世界遺産に対する考え方が違うんでしょうね。かたやせっかく世界遺産に指定されたんだから、この際、景観を壊してでも金儲けしてやろう、という日本式の考え。かたや、世界遺産は後世に残さなければならない「人類の宝物」という欧米式考え。みなさんはどう思いますか?
ところで、このブログは毎週ではないですが、たまに書き込みをさせていただくつもりです。ここでお別れはしませんので、改めましてこれからもどうぞよろしくお願いします。
2008.03.22 Saturday
今週の土曜日は
円高ドル安が止まりませんね。ついこのあいだまで1ドル110 円ぐらいだったのが今や1ドル99円、98円ですからね。といっても、私ら庶民にはあんまり関係なくて、円高の恩恵を被るのはせいぜいアメリカ旅行に行くときぐらいですね。
いつだったか1ドル120 円ぐらいのときアメリカ旅行に行ったことがあります。成田空港で円をドルに換えたら10万円がわずか800 ドルにしかなりませんでした。さて当地で仕事を終え、例によってラスベガスに寄り道。一晩で私は5000ドルほど勝ち、そのまま現金を日本に持って帰りました。で、成田で円に換金したらなんと60万円! これが何十万ドル、何百万ドルの取引をする会社だったらどうだったでしょうか。大儲けして笑いが止まらない会社もあれば、大損して心臓が止まってしまった会社もあったでしょう。いずれにしても急激な円高ドル安(円安ドル高も同じですが)には困ったものですね。
芥プロデューサーは、1ドル80円台の時に、今回のゲームの舞台、アリゾナを旅したことがあるそうです。もともと砂漠の地域は、物価が安くさほど旅費がかかりません。この頃は今のように飛行機燃料代や空港使用税も安く、安いお金でかなり楽しめたと言っておりました。
ゲームの1等賞に付いてくる旅のお支度金10万円が支払われるころは1ドルいくらになっているでしょうか。まさか1ドル50円とかはないでしょうね。
いつだったか1ドル120 円ぐらいのときアメリカ旅行に行ったことがあります。成田空港で円をドルに換えたら10万円がわずか800 ドルにしかなりませんでした。さて当地で仕事を終え、例によってラスベガスに寄り道。一晩で私は5000ドルほど勝ち、そのまま現金を日本に持って帰りました。で、成田で円に換金したらなんと60万円! これが何十万ドル、何百万ドルの取引をする会社だったらどうだったでしょうか。大儲けして笑いが止まらない会社もあれば、大損して心臓が止まってしまった会社もあったでしょう。いずれにしても急激な円高ドル安(円安ドル高も同じですが)には困ったものですね。
芥プロデューサーは、1ドル80円台の時に、今回のゲームの舞台、アリゾナを旅したことがあるそうです。もともと砂漠の地域は、物価が安くさほど旅費がかかりません。この頃は今のように飛行機燃料代や空港使用税も安く、安いお金でかなり楽しめたと言っておりました。
ゲームの1等賞に付いてくる旅のお支度金10万円が支払われるころは1ドルいくらになっているでしょうか。まさか1ドル50円とかはないでしょうね。
2008.03.08 Saturday
今週の土曜日は
みなさんも経験がおありかと思いますが、アメリカの空港に下り立つと、どこからともなくシナモンの強い香りが漂ってきます。はい、ご存じ「シナボン」ですね。柔らかいパン生地にシナモンシュガーを渦巻き状に焼き上げた、いわゆる”シナモンロールパン”。
ヨーロッパや他の国は知りませんが、アメリカはどんな小さな田舎の空港にも必ずこの「シナボン」とバーガーキングがあるような気がします。
そんな「シナボン」ですが、実際に食べたという人は私の周りにはいませんでした。だいたいが、あの強烈な香りに気持ちがそがれてしまう、という意見が多いようです。日本人には、少々ヘビーなのかもしれません。
世界に600店舗あるというこの「シナボン」は、日本にも1999年に吉祥寺に1号店ができたようで、その後横浜やお台場にも店舗はあるようです。でも、私にとってこの「シナボン」はアメリカのイメージそのものです。
一度だけ、私はラスベガスの空港で、この「シナボン」を食べたことがあります。勇気をふるってこの「シナボン」をひとつ買い、口の中へ放り込みました。モグモグ。やがて今まで味わったことのない刺激的な甘さが脳味噌を直撃しました。
このあいだ話題の「クリスピークリームドーナツ」を食べる機会がありましたが、こちらもひたすら甘く、「シナボン」同様あまり深みがあるような感じはしませんでした。もちろんまずくはないのですが、ただただ暑苦しい甘さ……というか、押し付けがましい甘さというか。アメリカのデザートを食べるたびに、「ああ、国民性が違うのだなあ」としみじみ思います。
ちなみに、日本では「シナボン」の1号店ができた後、関東を中心に店舗が増えていったのですが、増えては潰れ……を繰り返しているようで、「クリスピークリームドーナツ」のようなブームを作るまでにはいたらないようです。
アメリカの空港でシナモンの香りが漂ってきたら、あなたも勇気を出して「ひとつください」と言ってください。そしてトリップしてみてください。
ラスベガスの空港にある「シナボン」のお店。飛行機を降りてすぐに、強烈な香りに直撃されます。
ヨーロッパや他の国は知りませんが、アメリカはどんな小さな田舎の空港にも必ずこの「シナボン」とバーガーキングがあるような気がします。
そんな「シナボン」ですが、実際に食べたという人は私の周りにはいませんでした。だいたいが、あの強烈な香りに気持ちがそがれてしまう、という意見が多いようです。日本人には、少々ヘビーなのかもしれません。
世界に600店舗あるというこの「シナボン」は、日本にも1999年に吉祥寺に1号店ができたようで、その後横浜やお台場にも店舗はあるようです。でも、私にとってこの「シナボン」はアメリカのイメージそのものです。
一度だけ、私はラスベガスの空港で、この「シナボン」を食べたことがあります。勇気をふるってこの「シナボン」をひとつ買い、口の中へ放り込みました。モグモグ。やがて今まで味わったことのない刺激的な甘さが脳味噌を直撃しました。
このあいだ話題の「クリスピークリームドーナツ」を食べる機会がありましたが、こちらもひたすら甘く、「シナボン」同様あまり深みがあるような感じはしませんでした。もちろんまずくはないのですが、ただただ暑苦しい甘さ……というか、押し付けがましい甘さというか。アメリカのデザートを食べるたびに、「ああ、国民性が違うのだなあ」としみじみ思います。
ちなみに、日本では「シナボン」の1号店ができた後、関東を中心に店舗が増えていったのですが、増えては潰れ……を繰り返しているようで、「クリスピークリームドーナツ」のようなブームを作るまでにはいたらないようです。
アメリカの空港でシナモンの香りが漂ってきたら、あなたも勇気を出して「ひとつください」と言ってください。そしてトリップしてみてください。
ラスベガスの空港にある「シナボン」のお店。飛行機を降りてすぐに、強烈な香りに直撃されます。
2008.03.01 Saturday
今週の土曜日は
この『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』のトップ賞は、旅のお支度金10万円プラス通訳兼ドライバー・ガイド付きの「アメリカ世界遺産を巡る旅」。これを2組4名の方をご招待するというゴージャスなものです。
2004年に実施した前回のゲーム、『Mystery Circle in the Desert』でも、トップ賞はアメリカ大自然の旅プラス10万円。これに当選された千葉県在住の若いご夫婦にお会いしたことがあるのですが、初めて見るアメリカの大自然を堪能。とても感動したとおっしゃっていました。
さて、実は私も何年か前、気まぐれで応募した懸賞でアメリカ旅行が当たったことがあります。こちらの行き先はアメリカの大自然とは全く関係のない「ラスベガス4泊6日」の旅でした。ペアで2名ご招待は同じなのですが、いかんせん旅の内容がお粗末でした。
たぶん格安ツアー会社で募集したツアーなのでしょう。現地に行くのは東南アジア系航空会社の牛詰めエコノミー。ようやくラスベガスに着いたと思ったら、ホテルは築何十年かわからないほどのオンボロホテル。部屋は狭く、木製のベッドは少し寝返りを打っただけでミシミシ、ギシギシ。当然、食事やお小遣いなどは一切ナシ。全部当選者負担でした。
いっちゃあナンダが私はラスベガスなら目をつぶっても歩けるくらいのツウ。そんな私にこの仕打ちはないだろう。ということで、1泊しただけで、いつもの定宿に移り、帰りの航空券も米系に変更。これじゃあ当選した意味ないじゃん……という結果となりました。
その点、『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』のトップ賞は、折り紙付きの豪華旅行。みなさんどしどし応募してくださいね。
このラスベガス旅行のときにちょっと足を伸ばしてザイオン国立公園に行きました。ラスベガスからは車で4時間くらい。日帰りで行けないことはないのですが、ちょっともったいないですね。2泊3日は確保して行きたいものです。今回のゲームには出てこないのですが、ここも素晴らしいところです。
2004年に実施した前回のゲーム、『Mystery Circle in the Desert』でも、トップ賞はアメリカ大自然の旅プラス10万円。これに当選された千葉県在住の若いご夫婦にお会いしたことがあるのですが、初めて見るアメリカの大自然を堪能。とても感動したとおっしゃっていました。
さて、実は私も何年か前、気まぐれで応募した懸賞でアメリカ旅行が当たったことがあります。こちらの行き先はアメリカの大自然とは全く関係のない「ラスベガス4泊6日」の旅でした。ペアで2名ご招待は同じなのですが、いかんせん旅の内容がお粗末でした。
たぶん格安ツアー会社で募集したツアーなのでしょう。現地に行くのは東南アジア系航空会社の牛詰めエコノミー。ようやくラスベガスに着いたと思ったら、ホテルは築何十年かわからないほどのオンボロホテル。部屋は狭く、木製のベッドは少し寝返りを打っただけでミシミシ、ギシギシ。当然、食事やお小遣いなどは一切ナシ。全部当選者負担でした。
いっちゃあナンダが私はラスベガスなら目をつぶっても歩けるくらいのツウ。そんな私にこの仕打ちはないだろう。ということで、1泊しただけで、いつもの定宿に移り、帰りの航空券も米系に変更。これじゃあ当選した意味ないじゃん……という結果となりました。
その点、『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』のトップ賞は、折り紙付きの豪華旅行。みなさんどしどし応募してくださいね。
このラスベガス旅行のときにちょっと足を伸ばしてザイオン国立公園に行きました。ラスベガスからは車で4時間くらい。日帰りで行けないことはないのですが、ちょっともったいないですね。2泊3日は確保して行きたいものです。今回のゲームには出てこないのですが、ここも素晴らしいところです。
2008.02.23 Saturday
今週の土曜日は
Episode3の舞台、世界遺産のイエローストーン国立公園は、何度も山火事に見舞われているというのは有名な話です。自然発火で起きた山火事は積極的に消火せず自然鎮火を待ち、タバコやキャンプなどの人為的原因の山火事は消火するという方針だそうで、時にイエローストーンの山火事は何週間も続くことがあります。1988年に起きたものは国立公園になってから過去最大で、公園総面積の36パーセントを消失したといわれています。
実は最近、近所のTSUTAYAの新作コーナーで『レッドウォール』つまり「赤い壁」とタイトルされたアメリカ映画のDVDが目に止まりました。この映画のテーマはイエローストーンの山火事。イエローストーン国立公園が巨大な山火事に襲われ、近隣の街までがパニックになっちゃうという、事実をベースにしたフィクションです。
テーマがおもしろいと思って借りたのですが、内容はいまひとつ。フィルムライブラリーから借りたのではないか、というシーンが目立ったし、山火事が起きているのにガンガン観光客を入れるという不自然さも目に余りました。いちばんの問題は、観光客を入れるか入れないかの判断を、ワイオミング州のお偉方が決定すること。これは明らかな間違いです。アメリカの国立公園は、政府の「国立公園局」の管轄なので、州が決定できることではないからです。
……というツッコミはまたの機会に譲ることとして、イエローストーンに特別思い入れのある私は、それなりに楽しく見ることができました。ただし、イエローストーンの美しい景色はまったく出てきません。最初から最後までほとんど火事のシーンだったので……。
DVDの画面を撮影してみました。とにかくガンガン燃えています。
森林が燃え広がる様子をモニターし、消火すべきかどうか悩むレンジャーたちがリアルです。
火事のシーンが98パーセントの映画でした。間欠泉や滝の写真が一瞬出てきますが、そこだけ画質が悪く、レベルの低いフィルムライブラリーから借りたか、または家庭用ビデオで撮影したのではないでしょうか。
イエローストーンの目玉である美しい風景は、ほとんど登場しません。内容が内容なだけに、国立公園の協力は得られなかったのではないかな、と思える映画でした。そこからすると、イエローストーンの全面協力を得て作られた『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』は、凄いですね! 燃えていない本物のイエローストーンは、「episode 3 」でお送りしますので、皆様お楽しみに。
実は最近、近所のTSUTAYAの新作コーナーで『レッドウォール』つまり「赤い壁」とタイトルされたアメリカ映画のDVDが目に止まりました。この映画のテーマはイエローストーンの山火事。イエローストーン国立公園が巨大な山火事に襲われ、近隣の街までがパニックになっちゃうという、事実をベースにしたフィクションです。
テーマがおもしろいと思って借りたのですが、内容はいまひとつ。フィルムライブラリーから借りたのではないか、というシーンが目立ったし、山火事が起きているのにガンガン観光客を入れるという不自然さも目に余りました。いちばんの問題は、観光客を入れるか入れないかの判断を、ワイオミング州のお偉方が決定すること。これは明らかな間違いです。アメリカの国立公園は、政府の「国立公園局」の管轄なので、州が決定できることではないからです。
……というツッコミはまたの機会に譲ることとして、イエローストーンに特別思い入れのある私は、それなりに楽しく見ることができました。ただし、イエローストーンの美しい景色はまったく出てきません。最初から最後までほとんど火事のシーンだったので……。
DVDの画面を撮影してみました。とにかくガンガン燃えています。
森林が燃え広がる様子をモニターし、消火すべきかどうか悩むレンジャーたちがリアルです。
火事のシーンが98パーセントの映画でした。間欠泉や滝の写真が一瞬出てきますが、そこだけ画質が悪く、レベルの低いフィルムライブラリーから借りたか、または家庭用ビデオで撮影したのではないでしょうか。
イエローストーンの目玉である美しい風景は、ほとんど登場しません。内容が内容なだけに、国立公園の協力は得られなかったのではないかな、と思える映画でした。そこからすると、イエローストーンの全面協力を得て作られた『Five Stars・アメリカ世界遺産5つの謎』は、凄いですね! 燃えていない本物のイエローストーンは、「episode 3 」でお送りしますので、皆様お楽しみに。
2008.02.16 Saturday
今週の土曜日は
世界の黒澤明監督が、とても絵が上手だったということをご存知だろうか。
黒澤監督は、これから撮るシーンの絵コンテを詳細に描き、撮影スタッフに正確に自分のイメージを伝えたという。
映画の撮影やコマーシャルのスチール撮影において、絵コンテというのはとても大切だ。
黒澤監督に限らず、世界には絵の上手な監督も少なくないが、わがゲーム撮影チームの芥プロデューサーも、実はなかなか絵が達者なのだ。。。
上は、現在公開中の『Episode1・グランドキャニオン&メサベルデ編』に出てくる1シーンを描いた、芥プロデューサーの絵コンテ。
「世界遺産研究所」のタケ博士が、セイブ女史にケーキを食べさせて、ごきげんを取るシーンだ。
うまい絵とは言いがたいけれど、状況を的確に伝える表現力は、とても素晴らしい!と、皆さん思いませんか?
左が絵コンテ。右が出来上がったシーン。左の絵コンテで、右のように撮影するカメラマンもすごい、と私は思います。はい。Photo by Nanako Nishiyama
黒澤監督は、これから撮るシーンの絵コンテを詳細に描き、撮影スタッフに正確に自分のイメージを伝えたという。
映画の撮影やコマーシャルのスチール撮影において、絵コンテというのはとても大切だ。
黒澤監督に限らず、世界には絵の上手な監督も少なくないが、わがゲーム撮影チームの芥プロデューサーも、実はなかなか絵が達者なのだ。。。
上は、現在公開中の『Episode1・グランドキャニオン&メサベルデ編』に出てくる1シーンを描いた、芥プロデューサーの絵コンテ。
「世界遺産研究所」のタケ博士が、セイブ女史にケーキを食べさせて、ごきげんを取るシーンだ。
うまい絵とは言いがたいけれど、状況を的確に伝える表現力は、とても素晴らしい!と、皆さん思いませんか?
左が絵コンテ。右が出来上がったシーン。左の絵コンテで、右のように撮影するカメラマンもすごい、と私は思います。はい。Photo by Nanako Nishiyama