Traveler’s High［トラベラーズ・ハイ］

私は海外で出かける（といっても今まで行ったのはアメリカ中西部と香港マカオだけですが）ときには必ずカップ麺やインスタント味噌汁、カップ焼きそば、小分けした醤油や海苔の佃煮、アルファ米などを持っていきます（梅干しはすっぱいのでパス）。ほとんど農協で海外ツアーに出かけるじっちゃんですが……。
そう。これらの品々は全部お湯さえあれば食べられるのです。いくら世界に日本食が浸透しようと、江戸むらさきは簡単には手に入りませんし、カップヌードルはなんとコンソメ味。それはいいのですが、問題はお湯です、お湯。洗面所で出るお湯ではまずおいしいラーメンは作れませんし、「ホットウォータープリーズ」と拙い英語でお願いしても持ってくるのは、たいていぬるま湯。そんな時は「ボイルドワラー、プリーズ」と言いましょう。あなたの発音が正しければ熱湯を持ってきてくれるはずです。

なんだかんだ言っても、結局カップ麺や味噌汁は日本に帰るまでには、必ず誰か同行者のお腹に収まっています。今回の撮影取材でも私が（ここ強調！）、私が嫌がるプロデューサーに無理やりお願いして持っていってもらったカップ麺やグミなどが、さぞかし現地で役立ったことだと思います。ゲームの撮影チームの裏方として頑張っている金子でした。