例えば王宮では由緒ある大規模な舞踏会が多く、主催者や参加する人びとの社会的地位、参加費、服装規定(ドレスコード)、来賓、そして世間の評判などから、その舞踏会の“ランク”を推し量ることができるのです。そんな中で、国際的にも社交界の最高峰とされるのが、ウィーン国立オペラ座で開かれる『オペラ座舞踏会・オーパンバル』です。
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舞踏会へのドアが開きました。きょうも朝まで踊るのでしょうか。
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そして舞踏会は、ただダンスが好きな人たちのためだけのお祭りではなく、親しい人たちとの、そしてまた新しく知り合う人たちとの、社交の場、ハイソサエティの人たちのみならず、市民みんなが楽しむものである、ということができます。
数ある舞踏会の中でも、華やかで有名なものとしては、大晦日から王宮で新年を迎える『皇帝舞踏会』、ウィーンフィルの演奏をバックに……の『ウィーンフィル舞踏会』、そして『オペラ座舞踏会・オーパンバル』は、オーストリアの「三大舞踏会」と言われ、これらに参加するのはステータスとなっているようです。他にも、仮面を付けて参加するユニークな仮面舞踏会などまさに、ウィーンの冬の風物詩とも言えるシーンが繰り広げられます。
それでは次回より、実際の舞踏会の様子を、私の“実況中継”で、いくつかご紹介して参りましょう。