Jリーグ実況中継でのコメンテーター…
2014.07.21
スポルティング・リスボンに移籍した田中順也がプレシーズンマッチの後半頭からプレーした映像を見たが、どうも1トップ(時間帯によっては2トップ??)で起用されていたが…
う~ん、っていう感じだ。後半の割と早い時間帯で右に開いてクロスを入れたシーンがあってコーナーキックを獲得したんだが、それが味方のコイツにちょっとやらせてみる的な(?)感じを生んだのか、そのコーナーキックのボールを合わせてくれたんだが、シュートを飛ばせず。結局45分間でシュートはゼロだったと思うし、ポスト役も果たせず、合流直後とはいえ何の印象も残せずで、ちょっとこれでは厳しいかな。頑張って欲しいが。
昨夜のJ2の試合では、どの試合とは書かないが、つい先日ワールドカップ本大会のメンバーとしてブラジルへ行ったセンターバックが、相手の若いアタッカーのドリブルに何もできずにシュートを打たれてるっていうシーンがあり。あれじゃぁ世界の舞台では通用しないよね。結果的にはシュートを打たれるとしても、それはそのシーンでは相手の技量やセンスが上回ったということで(そういう場面もあるだろう)いいんだが、それでも何かできないと、何かディフェンスらしい守備スキルなり技術を発揮しないと。何にもないじゃんか。またそういう点を、スカパー中継の実況ブースに座っているコメンテーターも何にも指摘できないんだな。これじゃぁな。
一昨夜のJ1のある試合でも、右サイドでの細かい何本ものパス交換から中盤セントラル(このチームでは、いわばプレーメーカー役)の選手が、オーバーラップした右サイドバックに渡したボールからクロスを放りこみ、中でヘッドで合わせてゴールした場面があったが、そこでもコメンテーターの見立て(?)というか解説というか、全然不十分。中盤セントラルの選手のダイレクトパス(ワンツーリターン)の部分からしか(単に作り直し、としか)指摘できないという。。。あそこはですね、相手が守備ブロックを敷いている前で細かいパス交換で揺さぶりタイミングを見計らいつつ、中盤右ワイドの選手がボールを受けた瞬間、やや守備ブロックの間に空いたスペースに向かって(ゴール方向へ向かって)ドリブリングを仕掛けたわけ…その選手はドリブル突破が得意でも驚異なわけでもないので当然、本気で突破を図ったわけではなかろう…それでも相手守備網が当たり前にそこのスペースを閉じてくる(ここで2枚が当時に閉じに行ってしまうところ、さらにそれによって右サイドバックを空けてしまい、ほぼ中央に居る中盤セントラルのところも空けてしまったり、っていうところが日本のチームらしいんだが。何度見ても、それ以外の選手も守備にさぼっているし)…すこですかさず、空いた右サイドバックへはたき、右サイドバックの選手が中央右寄りにポジショニングしている中盤セントラルの選手とのワンツーで抜けてクロスを送った、、、っていう展開だったんだが。だからあのゴールシーンでキーとなったのは、中盤右ワイドの選手のドリブリングによる揺さぶりですよ。そういう部分を全然指摘できないんだなぁ。コメンテーターも、もっと戦術眼的にデキル人材を選ぶようになりませんかねぇ。我々からすると、聞く必要ない程度の話しか出て来ないんだもん。スカパー中継は現場音だけでいいっすよ、っていうことになるよ。
ちなみに、その試合の2点めも、その中盤右ワイドの選手がスペースへの走り込みで受けたボールの展開から生まれており、コメンテーターよりも実況アナウンサーの方が、その選手の走り込み(ショートスプリントと表現)とトラップをポイントとして指摘しているのに。デキル実況アナウンサーが居れば、通り一遍のコメンテーターなんて要らないじゃん。こういう部分も高まらないと、フットボール・ネイションとしての土壌は向上しないっすよ。こういうところにも胡坐をかき過ぎだよ、Jリーグ。チェアマンがJ1再開に当たって、誰に向かって発信してるのかわからんような中途半端なコメント(声明??)を出している程度じゃあなぁ。
あ、あと、多くに方々も指摘するように、ピッチサイドレポーターも、ほとんど不要。試合に関係のない話や話題は、ハーフタイムでよかろう。
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