なでしこ、よく入っていた丸亀でのテストマッチ。

丸亀は女子サッカー発祥の地だということで、誘致したらしいテストマッチ。前日までに相当チケットが売れているという話だったが、そのとおりに、(いかにも地方にありがちな無用に)デカイ器がかなり埋まってるという盛況ぶり。その中で、来月開幕する女子ワールドカップ前のテストマッチ。

内容的にはぶっちゃけ乏しい。基本フォーメーションへの選手配置も、結局以前に戻しただけで。まぁ合宿中なんで手の内を全部見せたりはしないし(当然この試合もスカウティングされるし)疲労も蓄積しているところだろうが、それでも本大会は相当厳しい戦いになるであろうことを、あらためて予見させるものだったかと。特に新しい発見もないのは見てる方も難しいところだが、中盤底にスタメン起用した川村が(代表では初めてこの位置に入ったんではないか)パスミスもまぁあったが、守備と、前線への押し上げと、なかなかよかったんではないか。阪口がケガで遅れているんで、単にそれで川村の起用だったのかもしれないが、ほとんど攻撃の形が作れない中で、阪口はフォワードで起用した方がいいんじゃないか(阪口の中盤底起用は守備が不安だし)というところもあったりする。
澤のゴールはお見事だったが、澤のゴールだけでこんなにホルホルする日本の中継なり何なりはどうかと。
スタジアムの雰囲気はなかなかよかった。守備やいいプレーでも大きな拍手が何度も沸き上がり、やたらと歌ってばかりの男子フル代表の試合よりも全然いい。こういう雰囲気の方が大事だろ。確かに地方らしい沸き方もあったかもしれないが、丸亀の方々もかなりフットボールの見方をご存じなんではないかと。でもそれも、カマタマーレ讃岐が果たしてる役割も大きいと思うぞ。だからカマタマーレ讃岐の試合にも、平均的に昨夜の半分でも来場していただけたらな、と。

ところで前半、左サイドから宮間(?)の横パスを受けた川村、足元にトラップした後、右足でボールをまたいで次の瞬間、右足アウトでパスを出した場面はオシャレだったが、この面子の中でああいうプレーをやっちゃうところ、もしかして、かなり度胸がすわってるんじゃないか。

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