レガシーとして50年、70年使い続ける、、、などという耳当たりのいい言葉使っても…

昨夜はJ1再開戦(まぁ2ndステージ「開幕戦」)だったんだが、そんなシチュエーションなのに、2万ちょうどくらいしか観客を集められない横浜F・マリノスって何かねぇ。相手がまことに失礼ながら地味なモンテディオ山形とはいえ、昨年12月に横浜国際で行われた天皇杯ファイナル(ガンバ大阪VSモンテディオ山形)は、ファイナルという付加価値があったとはいえ、横浜にゆかりのないカードなのに4万7000超のアテンダンスだったんだけどな。こういうのをもっと指導(あるいはハッパでもいいが)しないのか、Jリーグ。

で、タイトルの言葉は、どっかでの講演会でのご高説らしいんだが、おそらく集まっている聴衆はあんまりいろんなことを知らない御方ばっかりなんではないかな?? そういう聴衆に対して、そういう耳当たりのいい言葉でなんとなく理解を得ようというあたりが、そもそも胡散臭い。何度も書いているように、陸上競技場としても使えないシロモノであり、2020年のオリンピックが終わったら開閉式屋根を付けるとか言ってるが、開閉式屋根のあるスタジアムは芝が育たないし、いずれ開閉すること自体を止めているんだがね。それは芝の問題ではなく、故障だのメンテの問題で。それに、一旦造ったらもう(一般的な修繕ではなくて)手を入れなくてもよいと思ってるようだが、何かと競技規則が改定されたりスタジアム規定が変わったりするんで、絶対手を加える点が次々に出て来るんだけどな。そういうこと、先の言葉を口にしてる本人は認識してんのかね。知らぬ存ぜぬ、っすかね。
で、お金の点にしても、、、開閉式屋根を付けるのにさらに百何十億円(165億円?? 190億円との説もあり)もかかるとか言ってるし、それに維持費。維持費が年間40億円(50億円近くという説もある上に別途修繕費に1000億円??)だとか何だとか、なんじゃそれ。もちろん収入もあるわけだが、見込んでるのは、フットボール(サッカー)で20日、ラグビーで5日、陸上競技大会で11日、音楽コンサートで12日等々の使用で収支トントンったってアンタ、それら8万人フルハウスになった時の使用料収入でしょう。はは、ありえないんで。
ま、2019年のラグビー・ワールドカップでの国立競技場の使用はあきらめて、そうすればオリンピックまでもう1年余裕があるわけだから、ちょっと考えるんですな、バカでかい大きな声に惑わされずに。それが真っ当だろ。

そうそう、ラグビー・ワールドカップだが、見込まれる赤字は何百億円という話もあるらしいがね。だからね、2002年当時のサッカーの日本への浸透度程度であっても、それとでも(それとすら)比較しようがないんですよ、アソシエーション・フットボール(サッカー)のワールドカップと、ラグビー・フットボールのワールドカップとではね。そういうことも、メディアは世間に伝えたらどうですかね。

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