ナポリ戦の長友のプレーを見させていただいた。
2016.04.22
セリエAは今週ミッドウイークにも試合が行われ、インテルは先週末にせっかく2位のナポリを下してチャンピオンズリーグ出場権内(3位)への滑り込みにラストスパート…と思いきや、その次の(ミッドウイークの)試合で下位にまた取りこぼしてしまい、普通に来シーズンのチャンピオンズリーグ出場は無理だろうな。ただ、長友がスタメン・フル出場したナポリ戦は、録画しておいたのでようやく視聴したので、その印象を。
イタリアに渡って、長友がまず評価されたのが守備だったかと思うんだが、その後に攻撃力をもてはやされたりして、でもそこは元々ゾーンディフェンスが身体にしみ込んでいるわけではない日本選手、監督がいかにもイタリアン・テイストを好む人物になれば外されるのは、まぁ自明のことというか。それでも現監督のマンチーニの信頼を掴み取り、2019年までの契約更新を勝ち取ったんだから、たいへん立派。
このナポリ戦では、むやみなオーバーラップはなく、それでも前半だけでも素晴らしいスプリントでの攻撃参加があったし(それがゴールに繋がる流れにもなってた)深い位置での守備の後にいつの間にかハーフウェイラインを越えた位置まで押し上げていたり、守備(守備時でのポジショニング)に優先度を置きつつも、長友らしいプレーを随所に見せていましたね。
少し驚いたのが、中盤でのボール奪取や繋ぎに参加、貢献する場面が幾つかあったこと。その辺、また進化の一面なんではないかと。また、押し上げた後に(オーバーラップして攻撃参加というだけでなく)高い位置にとどまって、ボールの受け手の1人になって組み立てに加わっている点も。組み立てでのパスや繋ぎにおけるミスも少ないし。長友がそんな感じで(むやみではない範囲で)高い位置を取ることに対して、味方のディフェンダーがスライドして裏をカバーしていたし。
そんなわけで、なかなかいいパフォーマンスであり、いい感じでチームのメンバーになっている印象を受けました。ま、オーバーラップしてからのクロスは、相変わらず…なんだけどな。そこが改善されたらな。。。
マンチーニ監督のもとで、組織的な守備やポジショニングを学んでくれることは、日本のフットボールにとって非常に大きい財産になるだろうと思いますね。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/2151
トラックバック