テネリフェ、昇格ならず。

日本時間、今朝4:00から行われたリーガの昇格プレーオフ、ヘタフェとテネリフェのファイナル2ndレグは前半早々15分間で2失点という最悪の立ち上がり。その後、柴崎の左サイド深い位置からのグラウンダーのクロスのアシストで1点返したが、前半の内にさらに失点して1-3とされ、後半はスコアが動かずそのままタイムアップ。あと1点奪えばアウェイゴールで昇格だったというのはいわば結果論で、予想どおり順当な結末と言わざるをえないかな。

テネリフェの試合前の会見のコメントを見ると、柴崎の疲労蓄積も認識しているようだったし(さすがに相当疲労が溜まってるだろう、そりゃ…)ホームの1stレグが1-0の勝利を受けてのアウェイ戦なので、肉弾戦になることはわかり切ってるし、柴崎をスタメンから外すかとも思っていたが、4-4-2の左サイドハーフで起用。で、後半早々に柴崎を下げたんだが、2点ビハインドの状況で何故に下げるんだろう…という意見もあるだろう。
確かに、ゴールを奪うという点では柴崎は必要だったかもしれないが、ぶっちゃけ2失点めは柴崎が潰されて、いわば逆起点となったりもしたものだったし、3失点めも直接的ではないが、左タッチライン沿いで柴崎が潰されてボールを奪われたシーンからの流れだったりもしたこともあって、柴崎が潰される(ボールを奪い返す)ターゲットになりうる…それによりさらに失点することを懸念したかもしれない。さらには、後半はますます肉弾戦になることへの想定もあったかもしれないし、最後の最後にはシーズンをずっと共に戦ってきた(元々所属している)選手をチョイスするっていうのは、少なくない話だ。肉弾戦では日本人選手はイマイチ信用が無い、、、という風にも言えるかもしれないが、むしろずっと共に戦ってきた選手をチョイスする(たとえそれが、個人プレーでゴリゴリの確率性の低いチョイスであっても…)というのが根幹的な性質、、、って感じの方がフィットするような気がする。

いずれにしても、冬の移籍でテネリフェに加わって半年、柴崎の冒険は閉幕。確かにテネリフェで一定の評価なりインパクトは残したと思うが、もっとゴリゴリと勝負するタイプでないとリーガ1部のどっかのクラブからオファーがあるとはなかなか考えづらいし(そこは代理人をはじめとする腕と戦略如何…かもしれないが、また違った意味でオファーが出てくることもあるだろうが)この後、どう動くのか、来シーズンはどこでプレーするのか、気になるところ。

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