右からも左からも、毎度持ち替えてからのクロスなんだもん…

先日のウクライナ戦でも気がついた方もおられるだろう。右サイドでクロスのチャンスに必ず持ち替えてしまう(つまり左足でクロスを蹴りたくて…)というシーン。左サイドでもそうで、持ち替えてしまう(右足でクロスを蹴ろうとする…)というシーン。

それだとワンテンポ遅れるし、相手も見えやすいしタイミングも取りやすいんだよね。右サイドに左利きの選手が居れば、逆足ということにはなるんだが、時には右足でクロス入れないと。レフティーということになっている中村俊輔だって、右サイドから右足でクロスを入れるシーンがありますよ。それができないんだったら、左のアウトで入れてくれ。アウトも使ってクロスを入れてくれ。一方の足しか使わない(一方の足でしか蹴らない)選手で能力、クオリティの高い選手は、その分、アウトのキックを多用しますよ。必ず。
左サイドに右利きの選手が居る場合も同じ。左足でクロス入れなきゃ。
右サイドには右利きの選手、左サイドには左利きの選手でなきゃ、ということを言ってるんでは全然ない。左利きの選手が右サイドのアタッカーでカットインして左足でズドン!!と叩き込むシーンなんか、シビれるよね。ロッベンに代表されるように。左サイドから右利きの選手がカットインしてきてズドン!!も然り。だから、右サイドに左利きの選手が居ても、左サイドに右利きの選手が居てもイイんです。要はクロスのタイミングと蹴り足のこと。

アウトのクロスというかサイドチャンジと言えば、ふと思い出したんだが、レアル・マドリードの今年に入っての今月か先月の試合で、モドリッチが中盤右寄りから左サイドのクリスティアーノ・ロナウドに左足アウトで物凄いパスを出しましたね。ロナウドはそのボールを受けて、そのままゴールを決めておりましたが。アウトでも、ああいう距離とスピードとコントロールのボールがビシバシ飛ばないとなぁ。アウトのキックはモーションが小さいしクイックリーに蹴れるし、相手にとって厄介なんだけどな。日本の試合だと、まだまだアウトのキックの頻度が少なすぎますね。

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