フロントの能力がもっと語られるようにならないと。
2018.04.03
4月1日のエイプリルフールで、中島翔哉が今夏に26億円でレアル・マドリード移籍…なぁ~んていうエイプリルフールねたニュース(フェイクニュース)が、ポルトガルのメディアで報道されたようで(笑) これって、日本人選手が○○にされてんのか、いじられてるとホッコリすればいいのか、こういうジョークに使われるようになったんだぁ…ってシミジミすればいいのか、判断が難しいところだ(笑)
昨日、浦和レッズは堀孝史監督との契約を解除(契約解除)と発表したが(一応公式には解任という言葉は使ってない…のかな)堀氏は昨シーズン、ペトロヴィッチ氏が途中で解任された後に急遽監督に就任し、リーグ戦では今シーズンのACL出場権を得ることはできない順位で終わったが、ACLで日本のクラブとしては10年ぶりの優勝という快挙を成し遂げたことは言うまでもない。そういう心から素晴らしい結果をもたらしたんだが、でも元々は緊急起用であったはずで、今シーズンも引き続き監督を務めるというのは疑問を感じていたのが正直なところ。
ストレートに言えば、ACL優勝という大きな成果(日本ではこういう場合は突然に結果という言葉がやたら前面に押し出されるが)を上げたとはいえ、フルシーズンを任せること、常に新陳代謝を図って行き続けなくてはならないこと、常にワールドワイドで進化し変容していくフットボールシーンの中でチームづくりを前進させなくてはならないことなど、フットボールのチームマネジメントは複雑多岐に渡り奥が実に深いのであって、多種多様な能力、先見性、洞察力、対応力、、、等々が求められるのであって、そういう点からしてみれば(ちょっと考えてみれば)浦和レッズは新監督をチョイスして今シーズンを迎えるべきだったでしょ。
ま、日本って、ワールドカップにしても、予選を勝ち抜いた(出場権を獲得した)コーチングスタッフがそのまま本大会も引き続いて…っていうのが完全なるデフォ。そういうのにもずっと疑問を持ってるんだが、要は、成果や実績を上げたんだから替えない、替えられない、替えるもんじゃない、、、的な、やらせてあげなきゃ…っていうような(実際、フットボールに限らずいろんなシーンで耳にすることはある)、、、そういう感覚が根幹的に存在するんだよね。日本人のメンタリティかぁ???
もう、そういうのは古すぎる。そういうのは閉じられた世界(枠)のモノでしか通用しないでしょ。
ガンバ大阪もクルピ監督を招聘して苦戦しているが(5節を終了した現在のJ1順位は、ガンバ大阪が最下位で、その1つ上が浦和レッズ)こちらはどう見ても、選手層におけるマネジメントの部分が大きいだろう。いずれの例にしても、フロントの腕ですよ。フロントの人材がほとんど居ないんだもん、フットボール後進国というより、スポーツ文化、スポーツクラブマネジメントの後進性の問題だろ。スポーツダイレクターなんていうポジションを置くクラブも時折出てきたりするが、強化部長なんていう古くていかにも日本的な言葉でもいいんだが、なんにしても、競技力・競技面におけるマネジメント能力のある人材。ここは著しく遅れているまま。もちろん経営面のマネジメント人材も不足しているがね。
そこら辺も充実していかないと、全世界が相手の最激戦競技であるフットボールでは成果を上げていけませんよ。選手のクオリティや能力、監督の能力や適性(監督にだってそれぞれの適正や特長や方向性というか嗜好性があるんで)だけを語っているだけじゃ(そこに留まっていちゃ)ぜ~んぜん話にならんのですよね。
しかし、この浦和レッズ監督解任がNHKニュース(TV)のヘッドラインで報じられてにいたそうで(「サッカー 浦和レッズ 堀監督を解任」と…)Jリーグのクラブの監督解任がNHKニュースで報じられるなんて胸熱…だとか、隔世の感がある…とか、そういう声も聞こえてきてる。まぁそうだわな。
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