早めに守備ライン深めに取るのは、トレンドを取り入れてるのかもしれないが…
2018.07.29
再開したJ1を2節(昨日は3試合も中止、代替日開催となったが)何試合か見ていて感じたこと。
今年のワールドカップでも、早めに不金の守備網を敷いて、ボール奪取から縦に速い攻撃、カウンターが確かに現時点でのフットボールのトレンドと言うほかないが、Jリーグのチームもそれを明らかに踏襲してるのか意識してるのか、取り入れてる風に見て取れることが多いわけだが。。。
だが、ちょっと最終ラインを早い段階から深く敷きすぎなんじゃないかね。もっとハイラインを…というわけではないものの。それと同時に、最終ラインのまえの守備ライン、、、中盤の守備網ということになるが、ここが戦略的・戦術的に構築なり描けていない感をもつ。この点があるから余計に、前者の最終ラインの早い段階からの深さが気になるんじゃないか。
言ってしまえば、中盤でのゾーン守備の基本ができてないことも関係してんじゃないかね。スペインで乾が安定してスタメン起用されるのも、ゾーンディフェンスを理解し身につけた要因が大きいと指摘されているし、こちらもワールドカップで重要な活躍を見せた柴崎も、ある程度はゾーンディフェンスの下地があると言ってよいかと思われ、そういう意味では、ワールドカップでの日本チームの好パフォーマンスを支えたのは「トップ下」の香川や原口を含めた、中盤のゾーンディフェンスであったとも考えられるんじゃないか。
日本選手の層やクオリティが最も充実しているのは中盤という点は、国際的に定番評価だが、中盤守備についてはまだまだ改善・向上の余地があることを、本日のテーマに関連しても感じるところ。
問題は、それが日本国内の指導やコーチングで可能なのか…ということ。いわば中途半端な守備網を見ていると、実に心許ない感じだなぁ。
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