チャンピオンズリーグ、チェルシーVSレアル・マドリードの2ndレグ。
2021.05.06
1stレグをアウェイゴールを奪ってホームで戦うチェルシーに対して、レアルはまたもや3バック。そして2トップはベンゼマとアザールを起用し、ヴィニシウスは右ウイングバックという、、、何故にジダン監督が3バックにこだわる(?)のか私にはやや理解し難いんだが。。。
ヴィニシウスが右ウイングバックだなんて、幾ら突破力があってもチェルシーに蓋をされてちゃ、能力を発揮することは困難。
逆にウイングバックの裏をチェルシーに突かれる危険もあるわけで、そこで(おそらく意図的に)施してきたシステムは、3バックの右と左が大きく開いて、サイドをウイングバックとともに二重(2枚)の蓋にする形。
ところが、それでもチェルシーに序盤からサイドからの仕掛けを許す。
そうこうしていると、今度は中央のスペース(3バック中央と、右と左との間のスペース)が狙われるのは目に見えており、案の定、そこから崩されて先制を許してしまう。
そればかりか、最終ラインの前、中盤底に何故か(まさに)ポッカリとスペースが空いていたり。
レアルの攻撃は散発的というか、、、それでもベンゼマのフィニッシュは脅威になっていたが、特に左サイドに(意図的にか??)寄って(チェルシーにとっては右サイドに人数をかけさせられて)モドリッチが中央にクロスを放り込んでベンゼマがヘッドで合わせたシーンは、決まったか…と思わせるものだったが、ベンゼマも強く叩けず、ゴールキーパーのメンディが触ってコーナーキックに逃げる。
このシーンくらいか、レアルが知的、戦術的、戦略的な仕掛けを見せたのは。。。
とはいえ、まだ0-1であり、1ゴール奪えばアウェイゴールでも全くのイーブンになるわけだが、後半に入ってもレアルは3バックを変えず。そして何度もチェルシーのカウンターを受けて追いつけない。
後半も半ばあたりでヴィニシウスとメンディという(この日の)左右ウイングバックに替えてバルベルデとアセンシオを投入し(ようやく4バックに戻したように見えたが…)終盤に向かって行く中でレアルが押し込む時間帯も生まれたが、なんとか1ゴールを奪いたいレアルはさらに中盤底のカゼミーロに替えてロドリゴを投入。その後、逆にチェルシーがカンテのボール奪取から遂に追加点。2-0としてトータル3-1、予想外なことに内容的にチェルシーの順当勝ち…と言える結果となった。
退任も噂されるジダン監督だが、何故に3バックにこだわったのか謎。他のリーグで采配を振るう際に(今日イングランドを席巻している、とも言える)3バックを研究・実践してみておきたかったのか、、、などという邪推あるいは妄想も湧くし。。。
ま、プロフェッショナルな監督との戦術的な差…も露呈したか??
ジダン監督だって戦術的には首を傾げさせられつつも、何度もマジックを発揮しては来たんだけどな。それはある種のカリスマ性がなせるワザだったか。。。選手たちもこれまでは、もっと元気でエネルギーに溢れていたしな。。。
とにかく今シーズンのチャンピオンズリーグ・ファイナルは、マンチェスター・シティとチェルシーというイングランド同士の対戦となった。
下手するとヨーロッパリーグもイングランド同士の対戦になるかもな。
※追記。
ビジャレアルがアーセナルを押し切ってファイナル進出を決めたので、ヨーロッパリーグはマンチェスター・ユナイテッドとスペインのビジャレアルの対戦になりました。
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