レッグラリアートのようなゴール炸裂…ドバイカップU-23。

昨夜はドバイカップでU-23カタールと対戦したU-21日本。
カタールのフィジカルコンタクトにやや手こずる時間帯もあったが、後半にイイ崩しから先制点を奪うと、コーナーキックが弾かれたところ、山本理仁がダイレクトでボレシュート、、、ネットに突き刺さって追加点。
これがまた、ボレーシュートというかジャンピングボレーというか(テレビ朝日の実況アナウンサーはダイビングボレーと表現)レッグラリアートと言いたいようなフォームで、、、いやはやアクロバチックな一発であった。
これで2連勝、29日に行われる「順位決定戦」はU=23サウジアラビアとの対戦になった模様。キックオフ時刻だが、JFA公式サイトではいまだ「調整中」となっているんだが。。。

さて、なんだか(ごく)一部メディアでは今回のワールドカップ・アジア最終予選の初戦のホームでのオマーン戦を落とした時、森保監督が辞意を表明していた…みたいな記事を目にしたが、あの程度の内容のことを辞意表明とは言わないんじゃないかね。
ま、1勝2敗で迎えたホームでのオーストラリア戦が大きなヤマだったというのは大多数が認めるところだろうが、この大一番で(従来の長らく変えなかった)4-2-3-1のフォーメーションを4-3-3のフォーメーションに変えたのは、非常に大きなことだった点も、大多数が認めるところだろう。
それも中盤3枚に遠藤航の他に守田と田中碧という川崎フロンターレ所縁の選手を起用する(この時点では)思い切った(と言うべき)決断。

その前から意見が多かった、川崎フロンターレのシステムなりユニットを取り入れればイイじゃないか、、、という声に押された(?)形だったのか、そのあたりはよくわからん。
ただ、4-3-3-などロクに研究してもいない(のが実際的にも明白だった…)森保監督およびコーチングスタッフにとっては、賭けだったんじゃないか。

結果的にその賭けには成功し、その後ずっとこのフォーメーションと中盤の顔ぶれで戦ってきた。
いかにも「ぎこちない」感満載のシステムでもあったが、ま、だいぶスムースになっては来た。特に守田の存在かな、と思われる。
今年に入っての最終予選で、こんなエリアでボールキープしてターンするんか…狭いところでのターン…とか、観戦者からの評価・指摘も増大。先日のオーストラリア戦でも、守田の前へ入り込んでいく動きが何度も効果をもたらし、三笘の先制ゴールのシーンも、ペナルティーエリア内で山根にリターンパスを落とした守田のその動きがあってのこと。

29日にベトナム戦では遠藤航と板倉が居ないので(先にドイツへ帰らせた…JFAにしてはナイスな判断じゃないか…)中盤3枚の底(中央)には、もしかすると守田が入るのかもしれない。
それも楽しみなところだ。

ただ、遠藤航、守田、田中碧の3枚が固定の形で戦ってきたが、この中盤を続けるなら、彼らと同等レベルのプレーができる選手が最低でもあと2人は不可欠。3人欲しいといっても過言ではないくらい。
それだけ大きな負担をかけるシステムであるわけで。
今回は旗手も呼んでいるので、ベトナム戦の中盤は守田、田中碧、旗手という完全・川崎フロンターレ仕様になるのかも、しれんが。
先日のオーストラリア戦では、終盤に田中碧に替えて原口を中盤に入れ、以前から書いているように原口は所属クラブでも中盤でプレーしており、これまで原口を起用する時は(昔のように)左サイドだったんだが、ようやく正しい今の原口の起用場所を理解したんか、、、と思った次第。
実際、短い時間のプレーだったが、その原口、気の利いたポジション取り、ボールを受けてからの身体の向き、パス出しのタイミング取り、繰り出すパスの質がよく、三笘の先制ゴールも原口のそこの地味かもしれないがオッと思わせるパスから右サイドの山根→守田→山根の突破(山根のゴールラインぎりぎりからの折り返しを三笘がフィニッシュ)につながったし、左サイドから三笘が突破した(全世界に衝撃を与えた、と言っても大袈裟ではない)2点めも展開したのは原口だったし、原口ももちろん、その中盤3枚の面子に加わることだろう。

そういえば昨夜(深夜2:30AMから)テレビ朝日が明らかにベトナム戦の番宣30分番組(最終予選・激闘の軌跡)を放送していたが、ターニングポイントとなったホームでのオーストラリア戦をモロに省いていたのは笑えた。

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